充電コネクタにLightningを採用しているAppleですが、microUSBに移行する可能性が浮上しました。
EUROPA - PRESS RELEASES - Press release - EP opens option for a common charger for mobile phones
欧州連合(EU)の報道発表によると、加盟各国では携帯電話の充電端子がmicroUSBに統一されることが正式決定したそうです。
すでにEUでは充電器の統一について、2009年にApple、LG、Motorola、NEC、Nokia、Qualcomm、Research in Motion (RIM)、Samsung、Sony Ericsson、Texas Instrumentsが合意。しかしながらAppleは独自路線を続けていました。
そして今回の決定では1つの充電器でどの携帯電話でも充電できるよう統一することがメーカー各社への「指令」へと格上げ。
より強制力を持つ内容となったため、Appleは今後EUの決定に応じるか、最低でも抜け道として発売済みのLightning-microUSBアダプタを標準で同梱するなど、何らかの対策を講じる必要があります。
なお、microUSBについては昨年12月にLightningコネクタと同様、裏表を気にせずに挿せる新コネクタ「Type-C」が導入決定。2014年半ばにも最終的な仕様が確定される予定です。
また、Type-Cの登場によって「コネクタの使いやすさ」というLightningの優位点が解消するため、わざわざ不便な変換アダプタをユーザーに使わせてまで、別の規格を推進する意味が薄れてしまうことになります。
Lightningコネクタが各種スピーカーなどのアクセサリをiPhone専用たらしめている部分もあり、Appleの胸先三寸にかかっている感は否めませんが、今年発売されるであろうiPhone 6以降の機種において、何らかの動きがある可能性は否定できません。
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