「HTC One (M8)」のカメラ画質が酷評、ライバルとの差は「がっかりするほど」に


待望のHTC新機種「HTC One (M8)」がついに発表されましたが、最大の弱点が早くも判明しました。

HTC One M8 Review Add-on: The worst thing about the HTC One (M8) | BGR

海外メディアが実機を触った上で、「HTC One (M8)の最悪なところ」と題して報じた記事によると、同モデルは前モデル「HTC One (M7)」と比較して改善点が多く見受けられるそうです。

具体的にはモーション起動などの新機能や液晶ディスプレイ「Super LCD 3」の発色およびコントラスト、ステレオスピーカー「BoomSound」の音質および音量向上などの点で、おおむね好評。

さらにHTCがカメラに搭載した撮影後の写真のフォーカスを調整してレトロカメラのようなエフェクトを加える「UFocus」や、デュアルカメラによってデジタル一眼で撮影したような被写界深度を実現する「Foregrounder」、3Dエフェクトを加える「Dimension Plus」といった機能も高い評価を得ています。

ここまで聞くと悪くなさそうな「HTC One (M8)」ですが、筆者は「悲しいことに、画質は全く別の問題です」とコメントしています。

HTC Oneに採用されている「UltraPixel」カメラの解説。画素あたりのピクセルを拡大することで300%以上の光を取り入れられるのが特徴。1000万画素以上が当たり前になりつつあるスマホ市場で、あえて画素数競争に乗らず、写りの良さを追及するスタンスです。

しかし実際に撮影すると薄暗いところ、明るいところの両方で問題が発生。特に多くの照明があるところでは、競合するLumia 1020やiPhone 5sでは見られないような色飛びを起こしてしまいます。なお、オリジナルおよび他の写真はこちらの記事を参照のこと。

この結果を受け、他のスマホメーカーがカメラの画質を向上させながら機能を追加していくのに対し、HTCは画質をほとんど向上させることができなかったと筆者は指摘。

FacebookやInstagram、Twitterの普及でカメラの画質が重視される中、HTC One (M8)の画質は競合他社よりも非常に悪く、もともと遅れを取っていたHTCとライバルメーカーとの差は2014年にがっかりするほど広がるとしています。

ちなみにBUZZAP!編集部で行った昨年発売の「Xperia UL(Xperia Zの兄弟機)」と「Xperia Z1」のカメラ画質比較。わずか半年で画質が飛躍的に進化しており、高画質化競争が本格化していることが分かります。

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