ソフトバンクモバイルが新プラン「スマ放題」の提供時期を先送りすることになりました。
「スマ放題」提供開始時期の変更について | 企業・IR | ソフトバンク
ソフトバンクモバイルのプレスリリースによると、同社は2014年4月21日から「スマ放題」の提供開始時期を変更するそうです。
理由について「競争環境の変化」を挙げており、完全通話定額を盛り込んだNTTドコモの新プラン「カケホーダイ&パケあえる」が影響していることを示唆。詳細は決まり次第告知するとしています。
なお、BUZZAP編集部でドコモとソフトバンクの新プランを比較してみたところ、一般的な4人家族(両親はライトユーザー、子どもはミドルユーザーを想定)で月額料金は9000円近く変わってくることが判明。さらにドコモは完全通話定額のため、通話時間によって追加料金が発生しないというメリットもあります。
・4人家族での契約時
NTTドコモ:「カケホーダイ」×4+「シェアパック10」+「spモード」×4+「シェアオプション」×3-「U25応援割」×2=2万2000円
ソフトバンク:「専用基本使用料」×4+「Mパック」×2+「Sパック」×2+「S!ベーシックパック」×4=3万1040円
さらにソフトバンクには利用年数に応じたパケット割引も無いほか、オプションプランを契約しないとパケット料金が青天井になるなどの落とし穴もあり、独身者以外は契約を検討する余地が少ない内容となっていました。
サービス開始前であるにもかかわらず、利用者の声を受けて4月1日に一度内容が改定され、ドコモの新プランに押されてさらなる仕切り直しを余儀なくされる形となったソフトバンクの「スマ放題」。
「VoLTE時代の革新的な新定額サービス」と銘打ち、鼻息荒く発表されていた割には……という感がありますが、言い換えればそれだけドコモは思い切った新プランを提示したということなのでしょうか。
・16:15追記
BUZZAP編集部でソフトバンクモバイル広報室に問い合わせてみました。
BUZZAP編集部:
「競争環境の変化に鑑み、提供開始時期を変更させていただきます」とありますが、具体的にはどういう部分が影響しているのでしょうか。
ソフトバンクモバイル:
弊社からはコメントできません。
BUZZAP編集部:
「詳細は、決まり次第お知らせします」とのことですが、提供時期の変更にとどまらない、プラン自体の内容改定もありうるという解釈でよろしいでしょうか。
ソフトバンクモバイル:
プランの内容を変更するかどうかを含めて検討中です。現時点では何も決まっていません。
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