「ムツゴロウの動物王国」と言ってどれだけの人が覚えているでしょうか?若い人は知らないかもしれません。しかし、このひとりの男の生き様をとくとご覧になって欲しい。こんな日本人がこの世界には存在しているのです。
ムツゴロウさんの愛称で親しまれてきた畑正憲さんは、東京大学で動物を学んだ後、小説家、エッセイストとしてデビュー、さらには動物研究家として「ムツゴロウの動物王国」を作り、育んできたその人です。近年ではすさまじい麻雀の打ち手としても知られていますが、その程度のエピソードでは語り尽くせない半生を自ら語ったロングインタビューが存在していました。
このインタビューを行ったのはプロインタビュアーとして知られる吉田豪さん。雑誌「テレビチョップ」の人気連載企画のロングインタビューコーナーで行われたもの。このインタビューは新規取材を加えて「男気万字固め」として刊行され、山城新伍、ガッツ石松、張本勲、小林亜星、さいとう・たかをというとんでもない面子の男気がぎゅうぎゅうに詰まった内容となっています。
しかし、畑正憲さんのインタビューは彼らにも増してあまりにも過激すぎたために収録が見送られ、お蔵入りになってしまいました。それはいったいどれだけ過激で奔放を極めたものなのか。
ライオンに噛まれた有名なエピソードなどほんの序の口、マラリア予防薬をまとめて捨ててしまう話からネズミを食べる話、南米の麻薬取引エリアの赤線地帯に遊びに行く話など、実在の日本人が実際に行ってきたとは到底信じられないようなすさまじい話がこれでもかと続きます。
ここから先はぜひご自分の目で下記リンクからインタビューを読んでみてください。全部で42ページと少々長いですが、全く長さを感じることもなく、途中からは自然と居住まいを正さずにはいられなくなるはず。休日の使い道としてこれ以上の読書はなかなかないと保証します。
男気万字固め 畑正憲
いかがでしたでしょうか?すごいと思ったらぜひお友達にも紹介してみてください。この人の生き様は絶えることなく語り継がれていくべきものであるとBUZZAP!編集部は確信しています。
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