日本の昼を護る伊勢神宮に対し、日本の夜を護るとされる神社が出雲大社の程近くにあります。訪れてみましたのでレポートします。
昨年の式年遷宮で伊勢神宮と共に脚光を浴びることとなった出雲大社。多くの参拝者で賑わう様子がテレビなどでも放映されましたが、その出雲大社から10km程北の日御碕にあるのが日御崎神社。
[第二十番]日御碕神社 出雲國神仏霊場公式ホームページ
伊勢神宮が日本の昼を護るのに対し、日沈宮(ひしずみのみや)として日本の夜を護ることを勅として祀られた神社。この日沈宮を下の本社として天照大御神を祀り、更には上の本社として神素盞鳴尊を祀っており、これらを併せて日御碕神社と称しています。
出雲大社からの道は海沿いを曲がりくねって走ります。途中にはこのような絶景も。
こちらが日御碕神社。出雲大社を先に見ているとひっそりとして見えます。
御祭神の天照大御神と神素盞鳴尊の名前が。
楼門はBUZZAP!取材班が訪れた際には補修工事中でした。
ここの狛犬には角が生えています。
こちらが日本の夜を護る下の本社の日沈宮。祀られているのは天照大御神。
非常に立派な松の樹が印象的です。
こちらが上の本社である神の宮、神素盞鳴尊が祀られています。
出雲大社を思わせる立派な注連縄です。
神の宮から見降ろす日沈宮。
奥にはお稲荷さんがありました。
出雲大社までは行けてもなかなか足を伸ばしにくい日御碕神社ですが、日本の夜を護るということで、夜に関するお仕事をしている人はこちらにもしっかりお参りしてみても良いかもしれません。
また、この日御崎神社のすぐ近くには1903年に完成し、「世界灯台100選」「日本の灯台50選」にも選ばれる出雲日御碕灯台があります。日本一の灯塔の高さを誇る石造り灯台で全国に5箇所しかない最大の第1等レンズを使用した第1等灯台としても有名。地元では「東洋一の灯台」として親しまれています。
大人200円で上まで登れるのですが、この階段が非常に急です。登っていく過程は天空の城ラピュタっぽさもあって面白いのですが、上につく頃には息が上がります。
登るとこの絶景。しかしこの日は本気で吹き飛ばされるのではないかと恐怖を覚えるほど強い風。構えたカメラすら持って行かれそうなレベルでした。お子様や高齢者にはオススメできません。
なお、駐車場から灯台へのお土産物店街のひなびた感じがとても昭和レトロで素敵です。干物なども買えますし、海鮮丼も食べられるのでチェックしてみてもいいかもしれません。
新潮社 (2012-10-29)
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