昨年日本国内での発売が発表され、MVNO市場を沸かせた格安スマホ「Zenfone」の第二弾が正式発表されました。
驚くほど性能が向上しただけでなく、なんとauのプラチナバンドLTEも利用可能になるなど、大きくブラッシュアップされています。
これがZenfone 2本体。割れにくいGorilla Glass 3採用の5.5インチフルHD(1920×1080)IPS液晶を搭載。画面占有率は72%で、ベゼルは3.3mm。80%を超えるシャープのAQUOSシリーズにはさすがに及ばないものの、なかなかの狭額縁っぷりです。
そしてZenfone 2の驚くべき部分が、その性能。プロセッサやRAM容量に応じた上位モデルと下位モデルが展開される予定ですが、下位モデルすらフルHD液晶を備えるなど、従来の格安スマホよりも高い性能を実現していることが分かります。
・5.5インチフルHD(1920×1080)IPS液晶
・64ビット対応のIntel Atom Z3560/Z3580(1.8GHz/2.3GHz、クアッドコア)
・2GB/4GB RAM
・16GB/32GB/64GB ROM
・500万画素前面カメラ(f/2.0、広角85度)、1300万画素背面カメラ(f/2.0)
・3000mAhバッテリー(39分で60%の急速充電対応)
・IEEE802.11 ac対応無線LAN、Bluetooth 4.0、NFC
f/2.0のレンズを備えた1300万画素の背面カメラはラグ無しで撮影可能。夜間や低照度の環境では最大400%明るく撮影できます。
さらにフラッシュの色を調節することで、実際の色に近づけて撮影できる「リアルトーンフラッシュ」も採用。
カラーバリエーションは5色。刷新された「ASUS ZenUI」を採用したAndroid 5.0スマホです。
このように性能だけでなく、使い勝手にも期待せざるを得ないZenfone 2ですが、さらに面白いのが対応するネットワーク。なんと新たに人口カバー率99%を実現したKDDIのプラチナバンド(800MHz帯)LTEやWiMAX 2+もサポートしており、国内3社の高速通信サービスをほぼ網羅する形に。
また、ASUSのプレスリリースによると、Zenfone 2が採用しているintelのモデムチップはLTE-Advanced(キャリアアグリゲーション)対応とのこと。
つまりZenfone 2はネットワーク面で他社と差を付けたau版iPhone 6と同じネットワーク環境を利用できるようになる可能性があるため、今年はmineoやUQ mobileといったau系MVNOが大きく盛り上がることになるかもしれません。
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