ついにVAIOブランドのスマホ「VAIO Phone」がありえない価格設定で正式発表されましたが、少し気になるのが、4月中旬発売の「Xperia J1 Compact」とどちらが買いなのか……という部分。
いずれもドコモの回線を借りたMVNO(仮想移動体通信事業者)である日本通信、So-netから格安スマホとしてイオン店頭で販売されるわけですが、さっそく比較してみました。
◆Xperia J1 CompactとVAIO Phone、どっちが買いなのか
各要素を比較してみるとこんな感じ。ざっくり説明すると「少し型落ちのハイエンド」と「最新のミドルレンジ」の勝負です。
・ディスプレイ
Xperia J1 Compact:4.3インチHD(1280×720)
VAIO Phone:5インチHD(1280×720)
・プロセッサ
Xperia J1 Compact:Snapdragon 800(2.2GHz、クアッドコア)
VAIO Phone:Snapdragon 410(1.2GHz、クアッドコア)
・カメラ
Xperia J1 Compact:1/2.3インチ2070万画素「Exmor RS」およびF値2.0・27mm広角「Gレンズ」
VAIO Phone:1300万画素
・RAM、ROM
いずれも2GB RAM、16GB ROM
・バッテリー
Xperia J1 Compact:2300mAh(スタミナモードあり)
VAIO Phone:2500mAh
・防水、防塵
Xperia J1 Compact:IPX5/8、IP5X
VAIO Phone:なし
◆性能面・使い勝手ではXperia J1 Compactに軍配、その差は圧倒的
液晶の解像度、RAM/ROM周りではほとんど違いが無い両モデル。しかし見逃してはならない部分が、プロセッサの処理能力です。
モバイルプロセッサのベンチマーク比較。VAIO Phoneの「Snapdragon 410」はスコア18107であるのに対し、Xperia J1 Compactの「Snapdragon 800」は34621と倍近い数字を記録。元フラッグシップモデルはダテではありません。
処理速度は操作の快適さや、製品自体をどれだけ長く使えるかに大きく影響するため、せっかく買うのであれば、なるべく高性能なものを……と考える人も少なくないはず。
さらにXperia J1 Compactは夜景にも強い、スマホでもトップレベルのカメラを備えているほか、VAIO Phoneに無い防水・防塵性能やおサイフケータイも搭載。
ワンセグこそ省かれていますが、大手携帯電話会社でフラッグシップ機として採用された「キャリア品質」のモデルをほぼそのまま利用できる点は見逃せないのではないでしょうか。
また、これだけの違いがあるにもかかわらず、本体価格はXperia J1 Compactが5万4800円、VAIO Phoneが5万1000円と、わずか3800円差。
いずれのスマホも専用プランで通信料を引き下げていますが、基本的に24ヶ月利用することを前提とした本体価格・料金設定であるため、なるべく長く使えそうなスマホを選んだ方が無難だと思われます。
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