VAIOと富士通、東芝のパソコン事業統合か、年内にも基本合意へ


「VAIO」「FMV」「DynaBook」が一つの会社から出るようになるかもしれません。詳細は以下から。

日本経済新聞社の報道によると、ソニーのパソコン部門が独立したVAIOと東芝、富士通の3社がパソコン事業を統合する検討に入ったそうです。

年内にも基本合意し、2016年4月にも新体制を発足する考えで、VAIOが存続会社となり、各社が出資する形で事業を移管・統合。国内外で開発から製造、販売までを一体運営する案が有力とされています。

なお、スマートフォンやタブレットなどの普及で近年パソコンの出荷台数は大きく落ち込んでおり、MM総研の調査によると、2015年は1998年以来の1000万台割れが見込まれる事態に。

統合が実現すれば新会社は国内のパソコンシェアでNECレノボグループを抜く3割のシェアになるため、部品調達の交渉力を高めるなど、スケールメリットを生かした展開で生き残りを図るとみられます。

効果が乏しいと判断された場合、白紙に戻る可能性もあるとも報じられている今回の統合交渉。エルピーダやルネサステクノロジ、ジャパンディスプレイなど、各社の部門が統合された事例は複数ありますが、はたしてどのような結果となるのでしょうか。

パソコン3社が事業統合 東芝・富士通・VAIO交渉へ  :日本経済新聞

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