描いた数日後に時間差で発色する、藻をベースにしたクリーンな「生きているインク」が登場


絵を描いたらその場で見れて当たり前。ですが、このインクを使うと数日後に絵が現れるのです。詳細は以下から。

Living Inkは文字通り藻類を用いた「生きているインク」。光合成を行い急速に増える藻類の緑色をそのままインクにしてしまおうという逆転の発想によって誕生しました。

ピンク色の「Fast」インクで絵や文字を書くと、10分ほどでそのピンク色は消滅し、2日後に緑色が現れます。そして青色の「Slow」インクも10分ほどで消滅した後、3日程度で緑色が浮き出てきます。

ただし、そのためには湿度を保つための専用のフォトフレーム型の「温室」の中に入れて光を当てておく必要があります。生きている藻類なので当たり前といえば当たり前なのですが…。

自筆のイラストを贈り物にする時などにこのインクを使えば、手渡した時には見えない隠れたメッセージが部屋に飾った後に浮き出てくるなどスペシャルな演出もできそうです。どんな感じで現れてくるかは以下の動画から見ることができます。


このインクが誕生したのは無害なインクを作る上での副産物とのこと。現在普通に使われているインクは毒性を持っていますが、藻をベースにしたインクは二酸化炭素と光を吸収して酸素と水を排出するのみで、非常にエコフレンドリーでもあります。

開発者らはせっかく面白いものができたからと製品化を決定し、クラウドファンディングサイトKickstarterで資金を募集。目標額の1.6倍に当たる25000ドル(約300万円)を集めて製品化が決定しています。


一番小さなミニセットは送料別25ドル(約3000円)から購入可能。各種早割も利用可能です。配送は2016年7月を予定しているため年賀状には間に合わないので要注意です!

Living Ink Time-lapse Bio-ink by Living Ink Technologies  Kickstarter

Living Ink, An Algae-Based Ink That Slowly Changes Over Time to Reveal Unique Creations


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