最新プロセッサ「Cherry Trail」を搭載したWindows 10タブレットを1万円程度で販売するなど、ありえないような価格攻勢を仕掛ける中国メーカー。
そのコストパフォーマンスの高さには目を見張るものがありますが、背景にはライセンス料を引き下げて最新OSの普及を図るマイクロソフトだけでなく、Intelの存在がありました。詳細は以下から。
台湾メディアの報道によると、格安スマホでシェアを急拡大する中国メーカー、Xiaomi(小米科技)との関係を強化するために、Intelが特別な割引を提供していることを部品メーカー関係者が明かしたそうです。
これはXiaomiがノートパソコン向けプロセッサを購入する際の見返りとして、Intelがタブレット向けの最新プロセッサ「Atom X5-Z8500」を無料で提供しているというもの。
Intelは長年続くQualcommやMediaTekといった競合メーカーに対するアドバンテージを確保したいと考えており、今回の無料提供によって、今後発売されるXiaomiのノートパソコンはIntelのHaswellを採用したものになることが期待されるとのこと。
中国市場でのシェアは低いため、Intelは上記のような施策に加えて、大量に注文してくれた顧客に対して優遇価格を取り入れるなど、さまざまな取り組みを実施。
なお、Intelの割引によってXiaomiはLenovoやASUS、Acerなどの先行メーカー各社と渡り合える競争力を獲得。Intelはノートパソコンやタブレットに続いて、スマホでも自社製プロセッサを採用してもらえるよう、働きかける方針とされています。
Intel gives Xiaomi special deal on notebook processors
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