カンボジアというとやはり世界遺産登録のアンコール遺跡群を思い浮かべますが、この国には南国ド直球なビーチも存在しているのです。詳細は以下から。
カンボジアと聞いておそらく世界中の人が最初に思い浮かべるのは、やはり世界三大仏教遺跡のひとつとされる世界文化遺産登録のアンコール遺跡群ではないでしょうか。
確かにアンコール遺跡群は世界的に有名で極めて素晴らしい、一生に一度は訪れたい遺跡であることは間違いありません。しかしカンボジアはこの遺跡だけではなく、ましてやポル・ポト時代の悲しく愚かしい記憶だけの国でもありません。
そう、タイとベトナムに挟まれ、タイランド湾に面したカンボジアは熱帯の南国であり、その海辺には美しいビーチが存在しているのです。
BUZZAP!取材班が向かったのは首都プノンペンから南へバスやタクシーで5時間ほどのビーチリゾート、シアヌークビル。完全に観光ツーリズムに飲み込まれてしまったタイのビーチとは少し違う、アジア感溢れるビーチを体験できます。
移動の値段も昔懐かしい東南アジア価格で、バスなら7ドルから10ドル程度。タクシーも1台60ドルから80ドル程度となっています。バスはともかくタクシーは交渉が必要なところもアジアらしいですね。
シアヌークビルでのランドマークとなるのがこのちょっとゆるいライオン像の巨大ラウンドアバウト。シアヌークビルで一番賑わっているセレンディピティ・ビーチのすぐ近くで、周囲にはホテルやゲストハウス、レストラン、バー、トラベルエージェンシー、土産物屋などが立ち並んでいます。
そこから少し街中に入るとカジノや大きなホテルなども。
ライオン像からまっすぐ海に向かう道を進むと突き当りは港です。ここからは欧米人に人気のロン島という島に渡る船が発着しています。
港の左手側にはアジアンリゾート版海の家とでも呼べそうなお店が軒を並べています。
フレッシュなトロピカルフルーツのシェークを飲むもよし、朝からビールを飲むもよし。ただし日差しはこの上なく強いので日焼けし過ぎには要注意です。
ふらっとスルメの炙りの手売りが回ってくるのがアジアな醍醐味です。
夜になるとあちこちのレストランでBBQタイムが始まります。
バラクーダなどの魚に加え、カニ、イカ、エビなど現地で水揚げされた新鮮なシーフードを5ドル程度からでお腹いっぱい食べることができます。
今回オーダーしたのはシーフード盛り合わせBBQ。山盛りのサラダとポテト、パンが付いて5ドル(約600円)です。
食べるとどれも驚くほど新鮮で美味。火加減もこの上ない程ちょうどよく、当然ながらビールにばっちり合います。
この時間になるとビーチ沿いのお店は一部を除いて閉まるのですが、まだ開いているお店はいわゆるクラブ状態となり、外国人と現地の若い子たちが夜な夜な盛り上がっているとのこと。
今回はクリスマス休暇のぎりぎり最後くらいのタイミングでもあったため、街中の大型のバーや少し離れたビーチ沿いのお店では外国人主催の音楽イベントなども幾つか行われていました。
シアヌークビルの中心部からレンタルバイク(1日8ドル)やトゥクトゥク(片道5ドル)で20分ほどのオートレス・ビーチで行われていたビーチパーティにはなんとMix Master Morrisが出演していました。南国のビーチでの彼のサンセットDJは至福の一言に尽きます。
日本は寒い冬であってもカンボジアは30度を超える真夏の暑さです。宿も底値でゲストハウスのドミトリー(大人数相部屋)が5ドル程度、シングルルームが10ドル程度から存在しているため、気軽に格安で寒さから逃れて真夏を体感するのには最適の場所となっています。
もちろん宿泊施設の値段はピンきりで300ドルを超えるホテルなどもあるため、過ごし方は好み次第。あまり整いすぎず、アジアらしさも合わせて楽しんでみたいというタイプの人にはうってつけの街と言えそうです。
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