逆転の発想、緊急時に客室を切り離してパラシュートで安全に降下させられる飛行機


飛行機の墜落時に客席をまるごと切り離すという驚きのアイディアが生まれています。詳細は以下から。

飛行機は自動車より安全と言われますが、いざ墜落することを考えると怖いという人も多いでしょう。毎回脱出経路や救命胴衣の説明を受けながらも、本当に落ちたらそれどころじゃないだろうと思うこともしばしば。

そんな飛行機に、これまでの常識をまるごと覆す安全策のアイディアをウクライナの航空エンジニア、Vladimir Tatarenkoさんが発表しました。

そのアイディアとは、なんと異常発生時に客室と貨物室を飛行機からまるごと切り離し、パラシュートで安全に降下させるというもの。これによって事故が起きた時も乗客と積み荷を共に安全に保護できるようになります。動画での説明は以下のとおり。

Aircraft with a capsule to save passengers (cargo) during catastrophe - YouTube

ただし、この方式を採用すると客席数が減り、燃料費が余計にかかり、運賃を上げなければならなくなるため、民間航空会社からはあまりウケがよくないとのこと。

確かに自動車事故よりもはるかに確率の低い航空機事故への対策のために、航空運賃が2倍になると言われると考えどころではあります。VIP向けの飛行機への実装はともかく、一般の民間航空機に採用されるかは微妙なところかもしれません。

Engineer Designs Cabin That Can Detach Itself From An Aircraft In An Emergency IFLScience

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