ドコモの新プラン「カケホーダイ&パケあえる」が3000万契約突破、旧プランからの移行強制が奏功



ドコモが2014年にスタートした新プランの契約数が3000万件を突破しました。詳細は以下から。

NTTドコモの報道発表資料によると、2014年6月にスタートした新プラン「カケホーダイ&パケあえる」の基本プランの契約数が、2016年4月12日(火)に3000万件を突破したそうです。

同社は契約数が伸びた背景に、「継続して新料金プランの充実を図ってきたこと」を挙げています。

通話やデータ通信のご利用が少ないお客さま向けに、2015年9月25日(金曜)から「カケホーダイライトプランTM」の提供や、2016年3月1日(火曜)から「シェアパック5」の追加など、継続して新料金プランの充実を図ってまいりました。 その結果、多くのお客様にご契約をいただき、提供開始から約1年10か月で契約数が3,000万件を突破いたしました。

ドコモは、これからもお客さまの声に耳を傾け、より良い料金プランを提供してまいります。


しかし契約数の推移を見ると見えてくるのが、契約数1000万件を達成するのに提供開始から4ヶ月しかかからなかったのに対し、2000万件達成には8ヶ月、3000万件達成に10ヶ月を要するなど、さまざまな施策を導入している割には新プランへの移行ペースが鈍っているという点。


つまり最初の4ヶ月で移行した1000万契約以外は、新プランをユーザーが評価したというよりも、ドコモが2014年9月に導入した、「機種変更時に新プランへと切り替えないと、月々サポートが0円になる(=高額なスマホ本体代を割引無しで負担させる)」という、えげつない施策の影響が大きいと考えざるを得ないわけです。

通話定額を必要としないユーザーに向け、auやソフトバンクが旧プランも平行して提供していることを考えると、空虚に聞こえる部分もあるドコモの「お客さまの声に耳を傾け、より良い料金プランを提供してまいります」という言葉。携帯各社の料金プランに横並び感が出て久しい昨今ですが、風穴を開けるような画期的なプランは登場しないのでしょうか。

報道発表資料 : (お知らせ)「カケホーダイ&パケあえる」の契約数が3,000万件を突破 | お知らせ | NTTドコモ

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