【前編】少し違った京都へ、日本酒で有名な伏見の街は見所の宝庫でした



国内外からの観光客が押し寄せ続ける京都。ですが、少し足を伸ばすとまた違う顔がありました。

世界で最も魅力的な都市として世界的に知れ渡ることとなった京都。今や季節を問わず国内外から大量の観光客が押し寄せ続けています。

やはりそんな観光客が集中するのは清水寺や伏見稲荷、金閣寺といった超有名観光地。ですが、もちろん京都にはそれ以外にも数え切れない程の豊かなレイヤーが存在し、脈々と生き続けているのです。

今回BUZZAP!取材班が訪れたのは伏見。とは言っても伏見稲荷大社のことではありません。そこからもう少し南に下がった京阪本線の中書島駅から伏見桃山駅に至るエリアです。

この辺りは日本酒の名産地として知られており、日本酒を飲まない人でも名前は絶対に知っている黄桜、月桂冠といった超有名な蔵元が鎮座しています。さらには坂本龍馬が伏見奉行に襲撃された寺田屋事件の現場でもあり、味のある商店街が広がっています。では、歩いてみましょう。

まずBUZZAP!取材班が降り立ったのは中書島駅。ここは京阪本線の特急停車駅で、宇治線への乗換駅でもあります。京都からも大阪からもアクセスが便利な上に、宇治観光の帰りにここで降りて伏見観光というのも良いコースです。


やはり龍馬と日本酒が大々的にフィーチャリングされています。


ここから北に向かって歩き出すと、すぐに昭和を感じるスナック街に。





そのまままっすぐ進み、川を渡ってすぐ左手に見えるのが坂本龍馬が襲撃を受けた寺田屋です。中を見学することもでき、大人400円。開館時間が10:00~15:40と早めに終了するので注意が必要です。





寺田屋に向かう代わりにスナック街から東に入っていくと、十国舟乗り場があります。これに乗ると水上から伏見の街の景色を楽しむことも。大人1000円で往復55分程度。もっと大きな三十石船は寺田屋の近くから乗ることができ、値段はこちらも大人1000円で40分程度です。





十国舟の乗り場の目の前には長建寺。かつての中書島遊郭の一角にあり、八臂弁財天が本尊として祀られ、舞妓さんや芸妓さんの技芸上達を司って信仰を集めました。ここは「宝貝守り」という御守がとても有名。名前から既にピンときた人もいるかと思われますが、正解はこちらの動画をご覧下さい。そのまんまなのはご愛敬です。





そこから橋を渡ると月桂冠大倉記念館です。この日は既に閉館していましたが、入場料300円で大人は特性の純米酒(180ml)がお土産としてもらえる上に3種類のお酒を試飲までできてしまいます。日本酒好きなら訪れておきたいところ。



記念館の通りは古い酒蔵の壁が続いて何とも風流。ほろ酔いで散歩するのも気持ちよさそうです。



こちらは黄桜の運営するキザクラカッパカントリー。黄桜の歴代CMやトレードマークの河童の歴史を知ることのできる記念館や、できたての地ビールや日本酒を楽しめるレストラン、限定品の売られるショップも併設されています。




中庭のテーブルではショップで買ったビールや日本酒をそのまま楽しむこともできます。


キザクラカッパカントリーから少し東に進むと昼から飲んで食べれる居酒屋として人気の「鳥せい 本店」があります。ここは蔵元「神聖」の酒蔵の一部を改装した居酒屋で、もちろんのことながら神聖の蔵出し生原酒をはじめとしたスペシャルなお酒をランチタイムから楽しめてしまいます。


人気店のため週末は30分待ちが当たり前。観光と組み合わせて微妙にタイムシフトしてみるとスムーズに入れるかもしれません。


といったところで前編は終了。後編では賑わう商店街を歩きます。

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