水の中に漬けても大丈夫、ヘリウム充填HDDの中身を見せてもらいました

HDDを密閉し、空気の7分の1の密度というヘリウムで満たすことで発熱や消費電量を抑えたハードディスクを2013年に発表したHGSTが、Inter BEE 2016で中身を披露していました。詳細は以下から。


これがHGSTが販売しているヘリウム充填タイプのHDD。

ヘリウムで満たして熱を抑えたことで、通常のHDDよりも多い7枚のプラッタで構成できるようになったため、消費電力を抑えつつ大容量化することが可能になりました。

横から見るとプラッタの密集っぷりに驚かされます。


ヘリウムが漏れないよう完全にシールドされているため、液体漬けにしてもちゃんと動作します。なお、水槽を満たしている液体はショートする心配がないもので、システム全体を簡単に液冷化してしまうことができるわけです。

2時間動作させたにもかかわらず、HDD本体の温度は30度。これなら熱によるHDD本体へのダメージも少なくて済むわけです。

なお、実際に液体漬けのHDDが動作しているムービーはこんな感じ。

・関連記事
音と映像と通信の祭典「Inter BEE 2016」まとめ | BUZZAP!(バザップ!)

4Kテレビ、ついに5万円台に | BUZZAP!(バザップ!)

ディスク1枚300GB、ソニーの第2世代「オプティカル・アーカイブカートリッジ」はこんな感じ | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

ハードウェア に関する人気記事

  1. 「50インチで2万円台、ゲーミングモード有」Xiaomiの最新4Kスマートテレビが破格で登場、32GB ROM搭載で65インチでも4万円台に
  2. 【速報】Intel N100搭載の格安PC「T-BAO T8 Plus」大容量版が2万円台に値下げ、十分な性能と省電力がポケットサイズに
  3. 円安が直撃したHDD、1ヶ月でどれだけ値上がりしたのか
  4. 【格安】Core i9超えの高性能ミニPC「T-BAO MN56」大幅値下げで4万円台に、PUBGも遊べて8Kまで対応した『だいたいこなせる1台』に

ハードウェア の最新記事