格安スマホのディスプレイが格段に進化した理由が明らかに

2万円程度で買える「Huawei nova lite」「Huawei honor 6X」などの格安スマホにすら採用され始めたフルHD(1920×1080)液晶。

つい先ごろまで格安スマホといえば、5インチ程度のHD(1280×720)液晶を備えたモデルが一般的でしたが、一体どのような理由で状況が変わったのでしょうか。詳細は以下から。


台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、China Star Optoelectronics Technology(CSOT)、BOE Technology、Everdisplay Optronics、Tianmaなどの中国系パネルメーカーがスマホ市場で猛攻勢をかけていることを業界関係者が明かしています。

これらのメーカーは世界シェアトップクラスのHuawei、Oppo、Vivo、Gionee、Xiaomi、Meizu、ZTEなどのスマホメーカーから受注するための価格競争を繰り広げており、なんとCSOTは5インチHD液晶に匹敵する価格で、5.5インチフルHD液晶を卸しているとのこと。

さらにTianmaもスマホメーカーからの受注を獲得するため、液晶および有機ELパネルをプロモーション価格で提供し始めており、すでにASUSから有機ELパネルの受注を得ることに成功したとされています。

スマホ出荷台数がやや失速気味となり、出荷台数減が部品価格の向上を引き起こす中で繰り広げられる中国系パネルメーカーの価格攻勢。

まさにスマホメーカーにとって渡りに船といったところですが、韓国や台湾、日本のパネルメーカーの業績に影響を与える可能性も否定できません。

・関連記事
nova liteより安くてデュアルカメラが付いた「Huawei honor 6X」レビュー、格安スマホとは思えない充実度に | BUZZAP!(バザップ!)

有機ELで出遅れたジャパンディスプレイ、自社がまとめた「事業等のリスク」が当てはまりまくる事態に | BUZZAP!(バザップ!)

ASUSが「有機EL搭載のフルスペックZenfone」開発か、Huaweiなどに対抗へ | BUZZAP!(バザップ!)

スマホのディスプレイ、まもなく有機ELと液晶が逆転へ | BUZZAP!(バザップ!)

「GoogleがLGの有機ELに1兆ウォン投資」報道でシャープの株価が暴落 | BUZZAP!(バザップ!)

SamsungやLG、有機EL(OLED)ディスプレイに必要な有機材料を自社生産へ | BUZZAP!(バザップ!)

ジャパンディスプレイが「見開ける液晶」開発、世界シェア上位のスマホメーカーと製品化へ | BUZZAP!(バザップ!)

この記事をSNSでシェア

フォローまたはいいね!して最新情報を手に入れよう

モバイル に関する人気記事

  1. 【特報】povo 2.0「月額3278円でデータ使い放題」ついに爆誕、ahamoやLINEMO、楽天モバイル圧倒の最安トッピングでau PAY還元も
  2. 「二束三文の超格安iPhoneが必要」iPhone 15失速やApple Car頓挫などの穴埋めで『がらくた市場』参入やむなしに
  3. Xiaomi「POCO Pad」まもなく発売、高精細な120Hz大画面に立体音響4スピーカー搭載でシリーズ初の格安タブレットに
  4. 「Galaxy AI」6年前のGalaxy Note 9でも動作することが明らかに、サポート終了の旧型スマホにAI活用の最新機能が追加へ
  5. 【悲報】「Pixel 8a」8万円台に、まさかの30%値上げでGalaxy S23 FEにコスパや低発熱で完敗へ

モバイル の最新記事