ついにスマホの記録容量が512GBに、Samsungが64層V-NANDを使った「eUFS」を開発



先ほど5波キャリアアグリゲーションを使った下り最大1.2Gbpsの超高速LTEに対応した「Snapdragon 845」が発表されましたが、その通信速度を十分に生かせるストレージが開発されました。

なかなか進化を遂げてこなかったスマホのストレージですが、いよいよ500GBを超えることになります。詳細は以下から。

Samsungのプレスリリースによると、同社は64層512Gb V-NANDチップを8層重ねたことで512GBの記録容量を実現したユニバーサルフラッシュストレージ「eUFS」の量産を開始したそうです。

これはフラッグシップスマホやタブレットに向けたモデルで、従来提供してきた48層V-NANDを使った256eUFSと同じ体積で密度を倍増できたとのこと。


読み込みは毎秒最大860MB、書き込みは毎秒最大255MBと高速で、5GBのフルHD動画を約6秒で転送可能。高解像度バースト撮影やデュアルビデオ再生など、今までにないシームレスなマルチメディア体験を利用できるとされています。

さらにランダム読み込み42000IOPS、ランダム書き込み40000IOPSを実現しており、microSDXCカードを利用した際に発生する「潜在的なシステム性能の限界(=microSDXCカードが性能のボトルネックになること)」を克服できます。

なお、Samsungは今後64層512Gb V-NANDチップを積極的に増産する方針。より少ない体積で大容量のストレージを実現できるため、スマホ全体のストレージ容量の底上げも期待できそうです。

・関連記事
新しいスマホで古いmicroSDカードを使い回してはいけません | BUZZAP!(バザップ!)

【注意】「8GBしか書き込めない」、サンディスクのmicroSDXCカード(128GB)に大量の偽物報告 | BUZZAP!(バザップ!)

【買うなら今】フラッシュメモリ高騰で値上がり必至、SSDやmicroSDカードの最安モデルを調べてみた | BUZZAP!(バザップ!)

microSDXCカードやSSDの容量大幅増へ、ウェスタンデジタルが3D NANDで4ビットセルを実現 | BUZZAP!(バザップ!)


フォローして最新情報を手に入れよう

モバイルに関連した楽天商品(PR)