Photo by Oregon State University
伝説的な女性SF作家が死去しました。詳細は以下から。
1929年生まれで「闇の左手」や「ゲド戦記」シリーズで世界中にファンを持つ女性SF作家のアーシュラ・K・ル=グウィンさんが1月22日にオレゴン州ポートランドの自宅で88歳でなくなりました。
息子のTheo Downes-Le Guinさんが看取ったとされていますが、死因などは明らかにされていません。ただ、この数ヶ月は体調の悪いことが多かったとのことです。
アーシュラ・K・ル=グウィンさんは1969年に発表された両性具有の異星人と地球人との接触を描いた「闇の左手」でヒューゴー賞、ネビュラ賞を同時受賞。同作を発端とする「ハイニッシュ・ユニバース」シリーズでは人類と異星人の邂逅を社会学や人類学に関わる分野の記述を通して描いていました。
日本では「ゲド戦記」シリーズが広く支持されており、宮崎吾朗監督によってスタジオジブリが映画化もしましたが、これは残念ながら本人からは酷評されています。
(Photo by Oregon State University)
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