歌と音楽と物音と…90年前の京都と鎌倉の「音と風景」を切り取った動画が圧巻



あの頃の私たちも喋り、歌い、音楽を楽しんでいたのです。詳細は以下から。

今から89年前、1929年の京都と鎌倉を映した映像がYouTubeにアップされ、大きな話題となっています。

YouTubeユーザーのguy jonesがアップしたのはmovietoneというフィルム式トーキーの手法で撮影された、1929年(昭和4年)の京都と鎌倉の映像です。極めてクリアな音声は当時の人々の喋り超えや歌声、音楽から道を行く下駄の音までを余さず拾っています。

そこここで聞える京都弁や祭り囃子が現代との繋がりを感じさせてくれます。

各パートについて詳細なキャプションが付いているため、どんな季節にどのような服装をしていたのかなども知る事ができる貴重なもの。

0:07 路上の市場(4月9日)
3:04 東寺でハトに餌をやる子供たち(6月25日)
4:07 桜祭り(4月13日)
5:56 遊戯に興じる着物の少女たち(6月27日)
7:10 餅売り(6月10日)
8:49 音楽演奏(4月14日)
10:00 やすらい祭?(4月9日)
13:17 鎌倉での宗教儀礼


なお、この1929年は映画「この世界の片隅に」冒頭シーンの4年(原作では5年)前のこと。映し出されている街は違いますが、戦前のモボ・モガや大正デモクラシーの雰囲気の残る市井の雰囲気をじっくりと味わうことができます。

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