auの「INFOBAR」15周年記念モデル「INFOBAR xv」発売へ、ガラケー当時のUIを採用


au design project第1弾として2003年に発売され、ニューヨーク近代美術館収蔵品入りを果たした「INFOBAR」が、おそらく多くの人々が望んだであろう形で帰ってきます。詳細は以下から。

◆15周年のINFOBAR
KDDIのプレスリリースによると、同社は2018年秋にINFOBAR発売15周年を記念した「INFOBAR xv(インフォバー エックスブイ、xvは"15"の意)」を発売するそうです。

初代INFOBAR同様、深澤直人氏がデザインを手がけるほか、多くのユーザーに愛された「NISHIKIGOI(錦鯉)」をはじめ、「NASUKON(茄子紺)」「CHERRY BERRY(チェリーベリー)」の計3色がラインナップ。コンセプトモデル「INFO.BAR」に採用していたものの、ハードルが高く製品化できなかった「フレームレステンキー」などを実現しています。

AndroidベースのOSを採用したガラケーライクな携帯電話(いわゆる「ガラホ」)で、「INFOBAR 2のUIを現代に蘇らせる」をコンセプトとしたUIデザインを採用しています。

また、発表に合わせて本日11時から8月30日18時まで「Makuake」でクラウドファンディングを募集。4つのコースが用意され、それぞれの内容は以下。いずれのコースも必ず「au Design project支援メンバー会員」として最新情報が届くようになります。

・「INFOBAR xvのクレジットタイトルにお名前をクレジット」コース(3240円)
INFOBAR xvの本体無いのクレジットタイトルに支援者として名前を記銘
INFOBAR xv ピンズ&原寸大ポストカード(3色セット)

・「INFOBAR xv専用ケース」コース(3240円、限定1000個)
INFOBAR xv専用ケース(NISHIKIGOI:400個、NASUKON:300個、CHERRY BERRY:300個)

・「INFOBAR xv 原寸大オブジェ」コース(7560円、限定900個)
INFOBAR xv 原寸大オブジェ(NISHIKIGOI:300個、NASUKON:300個、CHERRY BERRY:300個)

・「INFOBAR xv 原寸大オブジェ コレクターズエディション」コース(1万800円、限定100個)
INFOBAR xv 原寸大オブジェ(深澤直人直筆サイン入りのMatte Black)

◆レビュー記事
15周年で原点回帰したau「INFOBAR xv」速攻レビュー、末永く使える本気のデザインプロダクトに | BUZZAP!(バザップ!)

◆発表会の様子
INFOBAR xv発表会では、INFOBARシリーズの振り返りが行われました。

今から15年前に登場した初代INFOBAR。

ひときわ目を引くNISHIKIGOI、やたら持っていた女の子が多かったANNINなど、デザインケータイのエポックメイキング的存在です。

昨年開催された「ケータイの形態学 展」や「おもいでケータイグランプリ」でも反響が一番大きかったINFOBAR。

そんなファンの後押しと、ユーザーにワクワクを提供したいauのスタンスが見事一致して生まれたのが今回の「INFOBAR xv」です。

INFOBARが実現するにあたって、なくてはならない存在だったプロダクトデザイナー・深澤直人氏とKDDI株式会社 プロダクト企画部 マネージャー 砂原哲氏。

コンセプトモデル「info.bar」からはじまって「デザインケータイ」というジャンルを確立し、実に4機種がニューヨーク近代美術館収蔵品入りを果たしました。

ここで歴代INFOBARの振り返り。

INFOBAR、INFOBAR 2、INFOBAR A01、INFOBAR C01、INFOBAR A02、INFOBAR A03。モデルの移り変わりの中で、ガラケーからスマホへの移行がありました。

そんな中、お披露目された「INFOBAR xv」予告ムービー


INFOBAR xvの内容解説も行われました。

残念ながら動く実機は公開されませんでしたが、インターフェースはINFOBAR 2準拠に。横置きするとアナログ時計表示になるなど非常に心憎い演出で、深澤直人氏がデザインした卓上ホルダも発売されます。

発売にあたってはクラウドファンディングを実施。

10月31日(水)から21_21 DESIGNSIGHT ギャラリー3において、「新・ケータイ INFOBAR展」が開催される予定です。

さらに「au design project」公式ページも復活します。

au Design project| au Design projectファンのためのデザインマガジン

◆質疑応答
フリー石野:
あえてケータイにした理由は?規模感はどれくらいを狙っているのか

KDDI砂原:
ケータイの形態学展で色々なコンセプトモデルを発表させていただいたところ、商品化希望の要望をいただいて悩みました。初代INFOBARに対するニーズがあったため、初代をそのまま復刻しようとしたところ、ディスプレイの調達ができないという問題があった。そのため形や機能を新しくしようということで、ガラホにしました。たくさん作るモデルではありません。

深沢直人:
なんでもかんでも詰め込むのではなく、「必要な機能を必要なサイズで使えるようにする」というコンセプトにしました。

ITmedia 山口:
価格、ターゲットは?

KDDI砂原:
今出ているガラホよりは高く、ハイエンドスマホよりは安いというところ。INFOBAR2やiidaを大切に使っていらっしゃるお客様がメインではあるものの、スマホとケータイの2台持ちのお客様、デジタルデトックスに関心のあるユーザーに訴求していきたい。

深沢直人:
初代INFOBARを知らない若いユーザーに対しても訴えかけていきたい

フリー?:
シンプルを追求したとあるが、アプリはプリインストールされたもののみ?

KDDI砂原:
あくまでプリセットされたもののみです。

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