【前編】藤子不二雄Aの出身地、富山県氷見市の「藤子不二雄Aまんがワールド」を堪能してきました


先日の藤子・F・不二雄の故郷に続き、今度は藤子不二雄Aの生まれた街を歩いてみました。

後に藤子不二雄Aとして知られるようになる安孫子素雄が富山県高岡市の小学校に転校して藤本弘と出会ったのはまだ戦時中の1944年の事でした。

そんな安孫子素雄は今では高岡市からJR氷見線で30分の距離にある富山県氷見市の光禅寺というお寺に生まれました。1934年のことです。

そんな氷見市には生家の光禅寺が残っており、その目の前の比美町商店街には「忍者ハットリくんロード」や「忍者ハットリくんカラクリ時計」があり、氷見市潮風ギャラリーには「藤子不二雄Aアートコレクション」が所蔵されています。

他にも巨大なハットリくんの壁画があったり、比美町商店街や氷見漁港場外市場の「ひみ番屋街」には藤子不二雄Aオリジナルのゆるキャラたちの彫像が展示されていたりもします。

このひみ番屋街からJR氷見駅までは徒歩でも30分程度。BUZZAP!取材班はのんびりとギャラリーやカラクリ時計も含めてこの「藤子不二雄Aまんがワールド」を散歩してみることにしました。

「氷見の寒ブリ」という富山湾のブリの産地として知られる氷見市に観光・食・産業の中枢として作られたのが、氷見漁港場外市場である「ひみ番屋街」。漁港直送の寿司を筆頭とした多種多様な飲食店や、鮮魚や加工食品などの土産物屋温泉などが集まっています。

まずここで出会うのが藤子不二雄Aがデザインした氷見市のマスコットキャラクター「ひみぼうずくん」。釣り竿を持ってブリを小脇に抱えるその姿はまさにA先生の画風そのままです。

ここには藤子不二雄Aの限定グッズを扱うお店もありますのでファンは要チェックです。

「鐘の鳴る丘」なるパワースポットもあります。ぜひ鳴らしておきましょう。

ここからJR氷見駅に向かって歩いています。不思議な五重塔が見えますね。

海沿いの比美乃江大橋を渡ります。

すると目の前に忍者ハットリくんの巨大壁画が現れます。無骨な建物に描かれていますが、まさにここが氷見漁港で隣には製氷工場も。漁業の街であることを再確認させられます。

ここから1本内陸側に入ると比美町商店街で、ハットリくんやプロゴルファー猿、さらには氷見市オリジナルの藤子不二雄Aのキャラクターが並んでいます。

角にあるのが「プロゴルファー猿ポケットパーク」なる広場。つむじ風舞うティーグラウンドから渾身のショットを放つ猿丸の彫像があり、壁にはあの絵柄で飛翔するボールと富山湾、さらには立山連峰が描かれています。

そこから50mも離れていない場所にあるのが氷見市潮風ギャラリー。1階には「忍者ハットリくん」や「怪物くん」などの代表作や氷見を描いた作品が展示されている他、藤子不二雄が暮らした「トキワ荘14号室」を再現したコーナーも。なお、1階は撮影禁止なので注意です。

2階には約1000冊の藤子不二雄Aの作品が収められた「まんが図書室」があり、こちらにも彫像などが展示されています。

他には「デジタルまんがスクリーン」なるコーナーでハットリくんになりきることもできてしまいます。

後編ではここから比美町商店街の「忍者ハットリくんロード」を南下して彫像を眺めつつ、光禅寺や「忍者ハットリくんカラクリ時計」を見ながらJR氷見駅まで向かいます。

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