欧米ではその頃から野外フェスが当たり前に開催されていたという事実にハッとさせられます。詳細は以下から。
今ではフジロック・フェスティバルを筆頭に、夏のエンターテインメントのひとつとして日本でも完全に定着した野外フェス。その源流は60年代のウッドストック・フェスティバルをはじめとするヒッピーカルチャーにまで求める事ができるでしょう。
そして70年代に入り、野外フェス文化は途切れることなく広がってゆきます。BUZZAP!では70年代半ばにイタリアのミラノで開かれた「Proletariat Youth Festival」の写真をかつて紹介しましたが、イギリスでももちろんこうした野外フェスは開催されています。
1976年8月21日、ロンドンの北のネブワースで開催され、ローリング・ストーンズがヘッドライナーを努めるKnebworth Music Festivalには元ビートルズのポール・マッカートニーと妻のリンダの姿がありました。
そして彼らの隣には前年のKnebworth Music Festivalでヘッドライナーだったピンク・フロイドのデヴィッド・ギルモアもおり、ゆったりとした表情でたばこをくゆらせています。ポールのTシャツの柄が素敵ですね。
こちらはポール・マッカートニーとデヴィッド・ギルモアのバックステージでの様子。
ローリング・ストーンズの演奏は深夜帯で、詰めかけた25万人の観客は熱狂の渦に包まれました。そしてこの日はレーナード・スキナード、トッド・ラングレン、ホット・ツナのライヴも行われていました。
Knebworth Music Festivalの会場の様子はこんな盛り上がりでした。
野外フェスという文化が半世紀にわたり、トップアーティストらにも親しみ深いものとして継承されてきた様子が伝わるでしょうか?
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