360度のVR映像を撮影後の処理なしで、PCやスマホも不要で単独配信が可能なVRカメラがクラウドファンディングに登場、あっという間に製品化が決定しています。詳細は以下から。
360度をぐるりと見渡せるVR映像はSNSなどでも見るようになってきたものの、自分で撮影するには高スペックのPCを所有し、複雑で時間の掛かる後処理が必要となるなど、お手軽に撮影するにはまだまだハードルがお高めです。
そんな状況を変えるべく、中国・深センのPisofttech社が360度のVR動画やVR画像を撮影できる「Pilot Era」を開発しました。
この「Pilot Era」はプロ仕様の8KオールインワンVRカメラ。AndroidをベースとしたOSを搭載し、これまでPCを使って行っていた映像や動画の後処理も全てカメラ内で自動的に行われます。
またモニタリングや編集、プレビューから設定変更まで、全てをリアルタイムにカメラ内で行う事ができ、OTAアップグレードによりさらなる機能拡張も可能。USB-Cによって周辺機器と接続させることも。
「Pilot Era」は4つのF2.2魚眼レンズとソニーのCMOSイメージセンサーを採用。サイズは15.9cm×6.2cm×6.2cmで缶ビールよりも小さく、重さも690gと軽量のため片手で簡単に持ち運びできます。
512GBのストレージには6.5時間の8K映像と26000枚の360度画像を格納可能。着脱可能なバッテリーは7200mAhとVRカメラとしては最大規模で、3.5時間の8K映像の連続撮影が可能です。
また「Pilot Era」はイーサネットと4G回線(5Gモジュールへのアップグレードもサポート)、さらにデュアルバンドのWi-Fi回線にも対応しており、PCもスマホも不要でリアルタイムに4K動画をストリーミング可能となっています。
加えて面白いところでは、GPSを内蔵しておりGoogle Mapのストリートビューにワンクリックでアップロードできる専用モードまで搭載。
このVRカメラ「Pilot Era」は5月7日にIndiegogoでクラウドファンディングを開始したのですが、即刻超早割は限定数に達し、資金も目標額の220万円の4倍以上の900万円弱を集めて製品化が決定しています。
現時点では定価の28万6139円の23%引きとなる22万81円の早割価格で購入が可能。バッテリーなど一式がセットとなっており、2019年6月には発送予定となっています。
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