前回の事前準備編に続き、アイスランドに到着したらまずは何をするべきか、どのようにして最高な旅へと踏み出すのかをお伝えします。詳細は以下から。
他に比べる場所がないほどに美しい景色の広がるアイスランド。ですがその物価の高さはフィンランドすらはるかに凌駕します。
そんなアイスランドを格安で自由に満喫するためにBUZZAP!編集部が出した答えは「レンタカーで回りながらキャンプ場に泊まって自炊する」というもの。
前回の事前準備編では入国までにやっておくべき準備や計画について記載しましたが、今回は実際に到着してからの入国までの流れ、そして旅に出発するに当たっての注意点などをお伝えしていきます。
◆アイスランドへの「入国」について
日本人がアイスランドに旅行をするにあたっては、欧州在住でもない限り飛行機でアイスランドへと飛ぶことになります。フライトについては前記事に譲りますが、ここではケフラヴィーク国際空港への到着時にどうすべきかについて見てみましょう。
まず、ケフラヴィーク国際空港があるのはレイキャビク市内から50kmほど離れたケフラヴィークと呼ばれる街。このため空港からはレンタカーを借りるか首都のレイキャビクまでバス移動となります。
空港はこじんまりとはしていますが、玄関口となる国際空港のため綺麗で整っています。
「Welcome」の巨大な看板で描かれているのは「ブルーラグーン」という巨大温泉。アイスランドへの旅行者の多くが訪れる超有名スポットです。
アイスランドへの出口です。ドキドキしてすぐに入国したくなりますが、ちょっと待ってください。大切なことを忘れています。
それが「免税店でのお酒の買い出し」です。アイスランドの酒税は非常に高く、お店で生ビールを飲むと14ドル前後必要となります。そのため、入国前に空港の免税店でビールやワインなどを買い込んでおくのがお酒を嗜む旅行者の最優先事項なのです。
外国人旅行者はもちろん、アイスランド人も海外からの帰国時にはここでお酒を買いだめしているとのこと。遠慮することはありません。大体の商品や価格帯を知りたい人はこちらの公式サイトから。
手荷物受取所です。迫力満点のオブジェはアイスランドを代表する鳥「パフィン」です。季節と場所にも寄りますが、旅の間に出会えるかも知れません。
バックパックなどの不定型扱いの荷物はこちらから出てきます。スーツケースだけではない方は要チェックです。
アイスランドに入国したら、まずやるべき事は空港のコンビニでSIMカードを購入し、装着すること。前記事でもお伝えしたように31日間有効で4G+対応で10GBのデータ通信可能なものが約3000円です。
空港を出ると広々とした空が広がり、夏でも空気はひんやりとしています。夏に日本から直行する人は寒いと感じるかも知れません。
前衛的なアートもお出迎えです。
ここからBUZZAP!取材班はレンタカーオフィスに向かいましたが、ここは会社によって流れが違います。大手では入国ゲート前でスタッフが待っていてくれることもありますが、リーズナブルな会社を選択した場合には、駐車場の端からシャトルバスに乗って目当てのオフィスに向かいます。
外から見た空港です。とにかく空が広いのです。
レンタカーオフィスに到着したら事前に予約した際のペーパー(プリントアウトしておきましょう)とパスポート、クレジットカードを提示して車を受け取ります。もちろんですが最初に車の傷を確認し、できれば全方位から写真も撮っておくこと。傷があったらその場で伝えます。
車を受け取ったらいよいよ出発ですが、左ハンドルで車両右側通行のため、慣れていない人はここで焦ってはいけません。初心者に戻ったつもりでアクセル、ブレーキ、ウィンカーなどをひとつひとつ念入りに確認してください。
走り出したら、レイキャビクに行くのでなければまずはスーパーマーケットに向かいます。BUZZAP!取材班が訪れたのは空港から最寄りのスーパーnettoというところで、21時まで開いていました。
ここで足りない食材やドリンクなどを買い込んでおきます。日数や旅程を考えつつ計画的に買いましょう。
宿泊するキャンプ場はこんな感じのところが多いと思います。設備などはまちまちですが、基本的にシャワーとキッチン、トイレなどは使用可能ですが、オートキャンプができるかどうかは場所に寄ります。
子供向けのプレイグラウンドのあるところも。
これがキッチンの「Give Away」コーナー。これもキャンプ場ごとに様子が違いますが、調味料などはある程度使えたりするので、着いたらチェックしてみるといいでしょう。もちろん帰国前に不要なものはこうしたコーナーに寄付しましょう。
なお、アイスランドのどこは言いませんが、ドライブしているとこのような雄大な景色が次から次へと目に飛び込んできます。
よそ見運転は事故の元(編集部注:助手席のスタッフが撮影しています)ですので、重々気をつけてスピードを出しすぎずに安全運転で旅しましょう。
次回からはアイスランドの見所を紹介していきますので乞うご期待。
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