音楽好きの皆様、体感としてはいかがでしょうか?詳細は以下から。
音楽には歴史やジャンルなどから多くの分け方がありますが、その中でもひとつの区分として歌が入るか入らないかという分け方があります。
歌の入らない音楽は器楽(インストゥルメンタル)に分類され、一般的には若干取っつきにくいイメージがあるかもしれません。
新しくジャーナル「Evolutionary Behavioral Sciences」に掲載された研究によると、より知性的な人ほど、よりこうした器楽を好む傾向があるとのことです。
この研究はオックスフォード・ブルックス大学のPhD、Elena Racevskaさんに寄るものですが、元々はイギリスの進化心理学者であるサトシ・カナザワの「サバンナーIQ相互作用説」をベースとしています。
この説によると、知性とはいかに新しく、馴染みのないものを取り扱えるかという能力であり、より知性的な人ほど新しい刺激を好むとのこと。
Racevskaさんはこの説の追証のために非言語的な測定による知能テストと音楽に冠するアンケートを併用し、正規教育以外の音楽教育のタイプや期間なども調査しました。
研究は467人のクロアチアの高校生に対して行われ、その結果知能テストでの高得点がアンビエント、チルアウト・エレクトロニカ、ビッグバンドジャズ、クラシックなどを含む器楽の好みと関係していることを発見しました。
進化心理学の立場から、知性の高さと関係するのは器楽への好みだけです。知能テストで高いスコアを出した人は主に器楽を好みましたが、ヴォーカルの入る音楽についての好みは知能テストの成績との関連は見られませんでした。
ただし、音楽の好みと関係するのは単に知性だけではなく、個人史や性別、年齢、教育、家族の収入など多くの要素が絡み合っているとRacevskaさんは指摘します。
それらの要素を取り除いた時、音楽と知性の関係はいったいどのように明らかになるのでしょうか?
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