アメリカの禁輸措置でAndroidの提供が危ぶまれていたHuaweiが、独自OSの採用を見送ることが明らかになりました。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、Huawei副会長のKen Hu氏が「HongMeng OS(Ark OS)」の採用を見送るそうです。
Hu氏は「HuaweiはAndroid OSの強力なサポーターであり、Hongmeng OSは他に選択肢がない場合にのみ採用される代替手段になるだろう」とコメントしたとのこと。
また、同社は「Glory v20」「Glory 20 lite」を含む4つの新しい「Glory」ブランドのスマホをリリースする予定ですが、Android Qの最新バージョンが搭載されるとしています。
ちなみにHuaweiはいざというときのバックアップ用としてHongmeng OSの開発を続ける見通し。Huaweiへの制裁が緩んだ背景には、自らの手を離れたモバイルOSや半導体製品を中国が開発することに対するアメリカの危機感があったのかもしれません。
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