鼻の形で「顔認証」して迷子犬を探せるアプリが開発される



人間だけでなく犬まで顔認証できる時代がやってきたようです。詳細は以下から。

驚くほどの速さで精度の上がる顔認証。Facebookに写真をアップした時に勝手に友達がタグ付けされて驚いたことのある人も多いのではないでしょうか?

そんな顔認証が人間だけでなく、犬にまで適用されるようになってきました。

このアプリを開発しているのは、全国に張り巡らせた監視網「天網」での高度な顔認証が知られる中国のスタートアップ企業Megviiです。

これまでも人工知能を用いて動物の顔認証を行う試みはありましたが、Megvii社の試みがユニークなのは犬の鼻に着目したところ。


人間の2億倍の嗅覚を持つとされる犬の鼻の形は成長してもトリミングしても変わることがなく、人間の指紋と同様に1匹ずつ異なっています。


このため世界各国のケネルクラブでは大昔から犬の識別を「鼻紋」によっておこなってきています。

Megvii社のアプリでは犬の鼻の形をスマホのカメラで読み取ってID登録しておくことで、仮に犬が迷子になってしまった場合にも95%の確立で識別することが可能。これは皮下にマイクロチップを埋め込むよりも安価で犬への負担も少なくなります。


現在このアプリは犬の飼い主が迷子犬を探す時に使うことが主目的にされていますが、Megvii社によると、当局がリースを付けないで散歩させている犬やフンを放置している犬を特定するためにも利用可能とのこと。


それは「天網」で飼い主を顔認証すればいいような気もしますが、当局へのアピールが出てくる辺りは中国のお家事情というものなのでしょうか。

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