イギリスとフランスの研究者らが人工皮膚を用いて、人肌そっくりな上につねったりツンツンして操作もできてしまうガジェット「Skin-On」を開発しました。詳細は以下から。
イギリスのブリストル大学とフランスの国立高等電気通信学校とソルボンヌ大学は共同してストレッチャブルな銅線と2つのシリコン層から作られた人工皮膚のインターフェースを開発しました。
何ともリアルな人肌を再現したこのガジェット、撫でる、くすぐる、ぷにぷにする、つねるなど、人肌に触れるような感覚でタッチセンサーを刺激し、操作することが可能です。
現時点ではスマホケースとタッチパッドが制作されており、今後はスマートウォッチやロボットの皮膚などへの展開も想定されているようです。
いったいなぜこんな者を開発したのでしょうか?ヒューマン・コンピュータ・インターフェースを専門とするAnne Roudaut准教授はその理由を以下のように説明します。
これは皮膚を相互応答デバイスとして採用した初めての試みです。これは奇妙に思えるかもしれないが、皮膚は人類が最も慣れ親しんでいるインターフェースなのです。毎日使うこのインターフェースに絡む豊かな経験を使わない手はありません。
このSkin-onによってコンピュータは人間の掴んだり触ったりといった強さや方法から感情を表現できるようになるとのこと。実際に触っている動画は以下から。
研究チームは今後この人工皮膚に毛を生やしたり人間のような体温を持たせるつもりとのこと。最終的にはこのような人工皮膚に覆われたSFのようなヒューマノイドが誕生することになるのかもしれません。
なお現時点ではSkin-onはコンセプトモデルのため、市販の予定はないとのこと。このスマホケースを持ち歩けばかなり目立てそうで需要もありそうですが、将来的にどうなるでしょうか。
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