新型コロナ流行でスマホの販売減が続く中、メーカー各社が切り札を投入します。詳細は以下から。
台湾メディア「DIGITIMES」の報道によると、中国のスマホ出荷台数が2020年下半期に大きく減少するおそれがあるそうです。
これは新型コロナウイルスの感染爆発で、海外市場へのスマホ輸出が落ち込むことが原因。感染者が世界規模で増え続ける中、需要が回復する気配は当面ありません。
また、中国のスマホメーカートップ4(Huawei、Oppo、Vivo、Xiaomi)は2020年第2四半期に国内販売台数の82.3%を占めましたが、これは海外市場の混乱で輸出がままならず、国内市場に集中することを余儀なくされたため。
しかしHuaweiの出荷台数が前年比2.1%増加した一方、Oppo、Vivo、Xiaomiはすべて前年比で出荷が減少。Xiaomiに至っては海外出荷の大幅な後退で27.1%減となるなど明暗が分かれています。
なお、メーカー各社は売り上げを伸ばすため、2020年下半期に1000人民元(約1万5000円)の5Gスマホを出荷する予定。低価格市場で各社が仁義なき争いを繰り広げることになります。
ちなみに格安5Gスマホ向けプロセッサとして期待されているのが、先日発表されたMediaTekの「Dimensity 720」。
ハイエンドスマホ向けプロセッサと同じ7nmプロセスで製造され、2G~5Gまでの各種通信方式や世界各国のバンドをサポート。処理能力も低くなく、AIやUFS 2.2の高速ストレージに対応するなど、基本性能は十分です。
HDR10+および90Hzの表示性能や6400万画素カメラ、デュアルマイクを使ったノイズ抑制などにも対応しています。
競合となるのはクアルコムの「Snapdragon 690」。格安5Gスマホをめぐってメーカー各社、そしてクアルコムとMediaTekの戦いが繰り広げられそうです。
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