マイク・タイソン「幻覚剤(カエルの毒)に導かれた」と復帰戦に挑んだ理由を語る


54歳の元ヘビー級王者を再びリングに導いたのは幻覚剤だったと本人が語っています。詳細は以下から。

20歳でWBC世界ヘビー級王座を獲得し、史上最年少で世界ヘビー級チャンピオンとなったことで知られる元プロボクサーのマイク・タイソン。日本でも知名度は高く、ファミコンソフト「マイク・タイソン パンチアウト!!」のラスボスとしても登場していました。


そのマイク・タイソン、当然既に引退していましたが、54歳にしてリングに復帰。現地時間11月28日に元4階級制覇王者、ロイ・ジョーンズ・ジュニアと8ラウンドエキシビションマッチを行いました。

15年5か月ぶりのリング復帰となったタイソンはこのマッチで引き分けとなりましたが、世界中のメディアでレジェンドの復活が報じられています。

ですがいったい何がタイソンをリングに復帰させたのか。USA Todayによると、その大きな理由は「カエルの毒」として知られる幻覚剤による導きだったということです。

公式計量前日の27日、タイソンはインタビューの中でカエルの毒と通称される幻覚物質、5-MeO-DMTについて語っています。

幻覚剤を接種した時、その幻覚剤は私に「身体を整えよ」と言ったんだ。ぶっ飛ばされたよ、減量して試合に復帰しろって告げられたんだ。

そしてタイソンは実際にやり遂げます。最初は15分のトレッドミルからスタートし、トレーニング期間中になんと45㎏もの減量に成功。最初のスパーリングは「壊滅的だった」とタイソンは振り返っています。

マイク・タイソンが幻覚剤?と不思議に思うかもしれませんが、実は彼はレクリエーション目的の大麻が合法化されたカリフォルニア州でタイソン農場(Tyson Ranch)という40エーカーの大麻農場を経営しています。


2019年には、この農場でKIND Music Festivalという大麻をテーマにした音楽フェスティバルも開催


引退後も新たな道を模索し続けてきたタイソンが、行き着いた幻覚剤からルーツであるボクシングへの復帰を告げられ、実際にマッチにまでこぎつけたことは、なんとも壮大でスピリチュアルなドラマとも言えそうです。

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