ネットの普及で雑誌媒体が衰退し、「G-men」「Badi」といった90年代創刊の新しいゲイ雑誌すら休刊してしまった中、ゲイカルチャーを後世に残すべく、1万冊にも及ぶ同性愛関連の蔵書を保有する「ホモ本ブックカフェ オカマルト」が閉店することになりました。詳細は以下から。
ホモ本ブックカフェ オカマルト告知用ツイッターによると、2021年5月31日に閉店することが決定したそうです。
これは同店店主でゲイ雑誌「バディ(1993年創刊)」の初代編集長のマーガレットこと小倉東さんが2020年秋に入院し、2021年3月に一時退院したものの再び入院せざるを得なくなり、本人の病状からも店舗営業は困難と判断したことを受けたもの。
蔵書やコレクションについては小倉さんの兄が保管し、各方面と相談の上で有効活用できるよう検討するほか、店舗跡地にはオカマルト最後期に協力していたBON山本氏による「cafe&bar atm.」がオープン予定と告知されています。
気さくに話してくれる小倉さんと豊かな蔵書に囲まれた素敵なティータイムを過ごせるスポットだったオカマルト。このような形で閉店するのは残念ですが、後世にゲイカルチャーを残そうとした小倉さんの思いが少しでも尊重されることを切に願います。
Buzzap!でお届けしたオカマルト取材記事は以下から。
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