「木製ソーラー電動バイク」を17歳の少年がゴミや薪から自作、最高にワイルドながらBluetoothスピーカー内蔵で音楽も聴き放題


世界一ワイルドでかっこいいバイクと言わざるを得ません。存在自体がゴリゴリのロックです。詳細は以下から。

アフリカのガーナに住む17歳のSamuel君は、もともとは薪にされる予定だった木材をボディに、廃棄された自転車などからパーツを取ってバイクを自作してしまいました。

このバイクは20個の携帯電話のバッテリーを電源とする電動バイク。モーターは母親の使い古したミシンのものを使っています。

ソーラーパネルを搭載し、一度充電すればガーナの熱い太陽のおかげで1週間動かすことができます。なおソーラーを選んだのは二酸化炭素を減らすため。

ブレーキやベル、ライトなどもすべて正常に機能します。

ベルやブレーキは思いっきり自転車ですね。

さらにはBluetoothスピーカーが内蔵され、地方の100以上のラジオを聴くことができる他、スマホと接続させて音楽をかけることも可能という隙のなさです。

電動工具を持っていないSamuel君は、時折けがをしながらナイフを使って木を削り、パーツを取り付けてはこのバイクを組み上げました。

Samuel君のバイクは通りすがりのインスタグラマーが動画で拡散したことがきっかけでガーナの新聞、YEN紙に掲載され大きな話題に。走行が極めてスムーズな上に静音性も抜群ですね。


この後にアフリカの若者を支援する活動家のefo selasi氏がSamuel君にインタビューを行っています。

17 years old from Ghana makes SOLAR POWERED ELECTRIC MOTOR BIKE.Wooden bike #youngboss #entrepreneur - YouTube

ワイルド過ぎる制作過程とピーキー過ぎる見た目ながら、基本的な機能はしっかり抑えた上にSDGsも意識し、音楽まで楽しめる「木製ソーラー電動バイク」。ここまで魂に響くバイクがかつてあったでしょうか。

efo selasi氏はSamuel君は将来素晴らしい人物になるだろうとしていますが、果たしてこの先どんなものを作り上げるのか、非常に楽しみです。

関連記事
アフリカの10代少年たちがスマホで撮ったポストアポカリプスSF映画「Z:THE BEGINNING」がすごい | Buzzap!

プラごみリサイクルで「コンクリート製よりも丈夫で安価な『レンガ』」が開発される | Buzzap!

アフリカの古代農法を復活させ、森と土地を蘇らせた実在の「木を植えた男」 | Buzzap!