VR環境と音声コマンドを使い、大量のドローンを操れるようになりそうです。「いけ!フィンファンネル!!」も遠い夢ではなくなりました。詳細は以下から。
防衛・航空宇宙事業に携わる多国籍企業、レイセオン・テクノロジーズ社は、アメリカ国防高等研究計画局(DARPA)と共同で、たったひとりで130機のドローンを操縦できるシステムを開発しました。
「OFFensive Swarm-Enabled Tactics(OFFSET)」と名付けられたシステムは、130機の実機ドローンと30機のシミュレーション用ドローンで構成。最小のトレーニングでドローン群を操縦できるハードウェアとソフトウェアを備えています。
これを用いれば、1人か少人数のチームで大量のドローンを運用できるようになるとのこと。
ドローンの操縦者はVRゴーグルを用い、個々のドローンからの視野を見ることができるようになります。これにより、例えば建物の裏側にいるドローンにアクセスして背後からの光景を観察し、全景の把握が可能になります。
またバーチャルな環境を用い、ミッションが実行可能性をテストすることもできます。
さらにOFFSETは音声コマンド「Tactical Assault Kit(TAK)」でも操縦でき、周囲の状況を確認しながら迅速に指示を出すことができます。
すでに攻撃能力のある小型ドローンが問題視されるようになってきていますが、1人や少人数でまるでファンネルのように運用できるとなれば、脅威の段階が大きく跳ね上げることになりそうです。
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