【追記あり】アイリスオーヤマが超低性能タブレット「LUCA Tablet TM101N」を『ゲームやテレビ会議もストレスなくサクサク』と3万円台で販売中、なおスペックは6年前の格安スマホ並み

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「ゲームをしたがっている孫のために買ってしまった」などの悲劇が起きていないことを祈るばかりです。詳細は以下から。

まず見てもらいたいのがアイリスオーヤマが昨年9月に発売したタブレット「LUCA Tablet TM101N」。視野角が広く発色が良い10インチフルHD（1920×1080）IPS液晶を採用しているところは評価できます。

バッテリー容量も8000mAhと悪くないサイズです。

ビデオ通話を意識しており、500万画素前面カメラと800万画素背面カメラを採用しています。

問題は基本性能。AnTuTuスコア9万のプロセッサをベースにした「MediaTek MT8768E」と、6年前の格安スマホ「ZenFone 3」と変わらない3GB RAM/32GB ROMを備えた超エントリーモデルにもかかわらず「ゲームやテレビ会議もストレスなくサクサク動く！」とうたっています。

WEBブラウジングやYouTubeなど動画サイト視聴といった普段使いならともかく、ゲームまで「ストレスなくサクサク動く」と言ってしまうのは暴挙もいいところ。

ゲームがストレスなくサクサク動くことを目的に開発されたASUS「ROG Phone 5s」のAnTuTuベンチマークスコアが本機の9倍にあたる81万であることを考えると、どれだけ無茶な売り文句かが分かりやすいかもしれません。

ちなみにLUCA Tablet TM101Nのヨドバシカメラ通販サイトでの本体価格は3万6050円。

昨年3月に発売されたドンキPCと大差ない性能で税抜4万9800円のノートパソコン「LUCA Note PC」ともども、価格設定がとんでもないことになっています。

・2022年2月10日22:38追記
公式サイトの表記が「テレビ会議もストレスなく動く！」に変更されました。

「ゲームやテレビ会議もストレスなくサクサク動く！」だったはずですが、『ゲーム』『サクサク』はどこへ行ってしまったのでしょうか。