ここしばらく、毎日が楽天スーパーセール状態となっているようです。詳細は以下から。
まず見てもらいたいのが2022年6月16日時点での楽天の株価。年初以来下落傾向が続く中、今日は前日比2円安の647円となっています。
興味深いのが株価が下落するポイント。過去最大となる1338億円の赤字を計上した2021年12月期の連結決算が発表された2月14日時点では、さほど値動きがありませんでしたが……
「1GBまで0円」廃止を表明した5月13日から1ヶ月で200円も下がってしまいました。この日を境に「povo 2.0」をはじめとした携帯各社の格安プランへの乗り換えが増えているため、「毎月必ず料金が発生するのであれば、せめてエリアが広い他社へ」と考えたユーザーが決して少なくないことが分かります。
ちなみに日本郵政が楽天に1500億円を出資すると発表した2021年3月12日時点での株価は1245円。当時から実に半減しており、日本郵政が多額の含み損を抱えています。
2022年12月に5G対応のホームルーターを用いた固定回線の代わりとなる通信サービスを提供する予定の楽天モバイル。
安価な「使い放題」を武器に大手各社と戦う方針ですが、先日三木谷氏が値上げの可能性があることを示唆した上で「使い放題3278円はできるだけ維持したい」とコメントするなど、必ずしも楽観できない状況です。
・6月17日18:25追記
楽天の株価が前日比マイナス5.26%となる613円まで下がりました。
ちなみに競合となる大手3社の年初からの株価の推移はこんな感じ。NTTはまさに堅調といったところ。
KDDIも同様です。
ソフトバンクは乱高下を繰り返しているものの、楽天のように「年初から下がり通し」といったことはありません。
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