「耳音響認証」という、文字通り耳慣れない認証技術をNECが提供していくようです。詳細は以下から。
NECのニュースリリースによると、同社は10月からイヤホン型のヒヤラブル端末とクラウド基盤による生体認証機能などを提供するサービスを法人向けに発売するそうです。
これは、生体認証のひとつ「耳音響認証」を利用したもの。
耳音響認証とは、耳穴からの反響音で個人を特定する技術。マスク・手袋・眼鏡を着用していても利用可能なのに加えて、人体内部の情報なのでなりすましがしにくいというメリットもあります。
また、ヒアラブル端末自体もノイズキャンセリングマイクとして使えるほか、モーションセンサ、体温センサ、着脱センサが付いているためクラウドでの見守りもできるとのこと。
同社はヒアラブル端末の貸し出しサービスとともに、端末を活用するソリューションの開発も行うとしています。
将来的に、ハンズフリーな「耳音響認証」が指紋や顔に代わるセキュリティ方式となったり、利用できるアプリや端末が増えていったりするのかもしれません。
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