20TBのハードディスクの中身を一瞬で送れてしまうほどの速度です。詳細は以下から。
Huaweiのニュースリリースによると、Huaweiはフランスの通信事業会社のOrangeと共同で、120kmの光ファイバーを通して157Tbps(毎秒約19.6TByte)の伝送速度を達成し、世界記録となったそうです。
これはフランス南西部のOrangeの通信網を使って試験されたもので、既存の光ファイバーのシステムでも活用でき、新たな設備に投資することなく伝送容量をアップグレードできるとのこと。
157Tbps(=15万7000Gbps)というのは想像もできない数字ですが、現在の家庭用の光回線が10Gbpsで高速通信といわれることから、その1万5700倍も早い回線になります。
世界の通信量は今後10年間増加し続けるといわれる一方で、光ファイバーのスペクトル効率(転送できる容量)は理論的な限界に達しつつあるのが現状。
そうした中で、既存の設備を利用しつつ、将来の膨大なトラフィックの需要にも対応できる技術革新として期待できそうです。
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