世界で初めて3nmプロセスを採用したApple A17搭載の「iPhone 15 Pro」によって、性能面で周回遅れにされてしまうことが約束されているAndroidスマホ。
そんな状況を打破すべく、クアルコムが奇策に打って出るようです。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、2024年にリリースされる予定の「Snapdragon 8 Gen 4」はコア構成が大きく変わるそうです。
これは最新スマホをはじめモバイル業界の技術面におけるリーク情報で多大な実績のあるDigital Chat Station氏が明かしたもの。
Snapdragon 8シリーズは、以下のように処理能力の高い「パフォーマンスコア」や省電力な「高効率コア」を必要に応じて使い分ける仕組みを採用していますが……
・Snapdragon 8 Gen 2
1+2+2+3(Arm Cortex-X3+Cortex-A715×2+Cortex-A710×2+Cortex-A510×3)
・Snapdragon 8 Gen 1
1+3+4(Arm Cortex-X2+Cortex-A710×3+Cortex-A510×4)
Snapdragon 8 Gen 4では「パフォーマンスコア(Phoenix L)×2、高効率コア(Phoenix M)×6」という、Apple Aシリーズと全く同じ構成になるとされています。
効率化を突き詰めた結果たまたまそこに行き着いたのか、それともあえて寄せたのかが気になるSnapdragon 8 Gen 4のコア構成。
従来のARMでなくクアルコムが傘下に収めたNuviaのコアを採用し、TSMCの「N3E」と呼ばれる3nmプロセスで製造されるほか、次世代のメモリ規格「LPDDR6」対応など大きくブラッシュアップされるだけに、Androidスマホが周回遅れの汚名を挽回することに期待が寄せられます。
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