「Snapdragon 8 Gen 4」すべてサムスン製に、TSMC超えの高性能・低消費電力で発熱問題の汚名挽回なるか



世界初の3nmプロセスで製造された「Apple A17」を搭載したiPhone 15 Proによって、まもなく周回遅れの性能となることが確定してしまうAndroidスマホ。

残念ながらその差は年内に登場する最新プロセッサ「Snapdragon 8 Gen 3」であっても埋めることはできませんが、次の世代では大きく事情が変わってくるようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、クアルコムは2024年にリリースされる「Snapdragon 8 Gen 4」の製造をすべてSamsungに委託する見通しだそうです。

これは半導体を専門とするコンピュータエンジニアが明かしたもの。

Snapdragon 8 Gen 4は3nmプロセスを採用していますが、品質に定評あるTSMCは製造能力の85%をApple、残り15%はMediaTekが占めているため、クアルコムが入り込む余地はないとのこと。

そのためSnapdragon 8 Gen 1で発熱問題を引き起こし、最上位プロセッサの製造委託を打ち切ることとなったSamsungに頼らざるを得ない状況とみられます。

なお、Samsungは3nmプロセスにリーク電流が少なく、消費電力を抑えつつ処理能力を引き上げることができる「GAAトランジスタ」と呼ばれる技術を導入済み。

TSMCが同技術を導入するのは2024~2025年の実用化を目指す2nmプロセスからとされているため、Snapdragon 8 Gen 4は意外と期待できる内容になるかもしれません。

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