「iPhone 15 Pro」の深刻な発熱問題、Galaxy S23 UltraやPixel 7 Proとの温度比較で衝撃の結果に



先週発売されたものの、高温になりすぎてCPUの性能が低下するサーマルスロットリングが発生するとの報告が上がっている「iPhone 15 Pro」。

実際どれだけ高温になっているのか、競合スマホとの比較が検証されていました。詳細は以下から。

海外メディア「Android Authority」が行ったテストによると、「iPhone 15 Pro」が競合スマホよりも高温になることが確認されたそうです。

今回のテストに使用されたのは「iPhone 15 Pro」「Galaxy S23 Ultra」「Pixel 7 Pro」の3機種。いずれも同じタスクを実行した際のスマホ背面の温度を比較し、テストの間に冷却は行わなかったとのこと。

まずはYouTube視聴、インターネットの閲覧、CPUベンチマークテストをそれぞれ10分間行った場合の比較。30度以下なら日常的に使う分にはほぼ問題ないとしていますが、この時点でもiPhone 15 Proの温度がほかの2機種よりもわずかに上回っています。

続いて、ベンチマークソフト「3DMark Wild Life」を使ったGPU負荷テストでは大きな違いが出る形に。5分間実行しただけでiPhone 15 Proの温度は40度を超え、20分が終了した頃にはピークの47度にまで達したため手で持てなくなるほどになったとのこと。

顕著に差が現れたのは4K/60fps動画撮影を行った時で、5分間計測しただけでもGalaxy S23 Ultraより7度も高くなったほか、高温になると指摘されていたPixel 7 Proより4度以上高い数値を示しています。

最先端の3nmプロセスで製造された「Apple A17 Pro」を搭載しているにもかかわらず、Galaxy S23 UltraやPixel 7 Proより高温になるという結果が示されてしまったiPhone 15 Pro。

主に「Apple A17 Pro」を活用したゲームやマルチタスクの性能、高画質なカメラでの撮影などを期待してiPhone 15 Proを買い求めるユーザーは、高温での発熱に直面する可能性が高いかもしれません。

Apple関連の確度の高いリーク情報などで知られるミンチー・クオ氏は、Appleがソフトウェアアップデートを通じて対処するとしています。

しかし、発熱を抑えるためにクロック数を意図的に落とすなどした場合、せっかくの高い処理能力が宝の持ち腐れとなってしまうおそれもありそうです。

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