アップデートのたびに「既定のブラウザに設定しますか?」と聞いてきたり、他社のブラウザをインストールしようとすると警告を出す……などの地味な公式嫌がらせから、ようやく解放されるのかもしれません。詳細は以下から。
Windows公式ブログによると、MicrosoftはWindows 11向けに更新プログラムをリリースし、以下のアプリをアンインストールできるようにしたそうです。
・カメラ
・Cortana
・フォト
・「Bing」でのWeb検索(ヨーロッパのみ)
・Microsoft Egde(ヨーロッパのみ)
Windows 10においても2024年3月6日までに同様のアップデートが行われるとのこと。また、アンインストールした後でもすべてのアプリは公式から再インストールできます。
なおこれらの措置は、企業の独占を防ぎ新規参入をしやすくする「デジタル市場法」が、EUで2024年に3月から施行されることを受けたもの。
そのため、一部アプリのアンインストールはEU加盟国にアイスランド、リヒテンシュタイン、ノルウェーを加えたEEA(欧州経済領域)でしか行えないとしています。
ただし、Windowsのセットアップ時のみに選択できる「国/地域」がEEAであれば利用できるとしているため、PCを買い替えたりリセットする予定があるユーザーであれば日本でも使えるようです。
デジタル市場法は、ほかにもiPhoneのApp Store以外からもアプリをダウンロードできるようになる「サイドローディング」も義務づけており、Microsoft以外にも今後影響を及ぶことが予想されます。
好きなアプリを使いやすくするアップデートであるため、Windowsをよりカスタマイズして使いたいユーザーには朗報となりそうです。
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