「無人auショップ」ローソンで実証実験スタート、車両型出張ショップや訪問型スマホ教室に続く手厚いサポートの足がかりに


「スマホで分からないことがあるけど、聞ける相手が居ない」といった状況に置かれたユーザーの強い味方である店頭サポートを、より気軽に受けられるようにするための取り組みが始まりました。詳細は以下から。

KDDIのプレスリリースによると、同社は本日からリモート接客でスマホの相談、手続きができる無人のauショップ「auリモートお手続きブース」の実証実験を開始したそうです。

実証実験が行われるのは兵庫県淡路島北部のローソン東浦町浦店。生活に密着するコンビニにブースを常設することで、ユーザーの都合のいい日に来店できるようになっています。

営業時間も11~12時、14~20時と長めで、auスタッフとのビデオ通話で契約などの手続きやプランの相談、操作の案内などの対応を受けられるようです。

今までもKDDIは情報格差解消のため、地方のauショップや自治会館などでスマホ教室を開いていましたが、公共交通が不便なため免許を返納した高齢ユーザーを中心に会場まで行くことが困難なケースがあったとのこと。

そこで、今月頭からは自宅に訪問してスマホ教室を開く取り組みや、車内に接客ブースを設けた「車両型出張auショップ」の実証実験も行われており、ユーザーから好意的な評価を受けているものの、スタッフが現地に行ける日にしか対応できないことが新たな課題になっていました。

ユーザーの利便性向上はもちろん、スタッフも長時間移動する必要や特定の場所に拘束されることがなくなるため、良いことずくめと思われる無人ショップの運用。

今回は1店舗にとどまっていますが、同社は「今回の実証実験の結果を基に、地域住民や高齢ユーザーがスマホを便利に使えるための取り組みをさらに検討する」としているため、今後も離島などでの展開に十分期待できそうです。

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