「Snapdragon 7+ Gen 3」ハイエンド級の性能を安価に実現へ、Snapdragon 8 Gen 3と同構成で処理能力アップ

ハイエンドスマホに匹敵する性能と期待される、クアルコムの最新プロセッサの詳細が少しずつ明らかになっているようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、クアルコムは「Snapdragon 7+ Gen 3」になると予想される新型プロセッサ「SM7675」を今年後半にもリリースするそうです。

これは最新スマホをはじめモバイル業界の技術面におけるリーク情報で多大な実績のあるDigital Chat Station氏が明かしたもの。

TSMCの4nmプロセスを採用した現行プロセッサ「Snapdragon 7 Gen 3」は、ハイエンドスマホ向けのSnapdragon 8+ Gen 1と同じ超巨大コア・大型コア・省電力コアの「1+3+4」構成でした。

しかし新型のSnapdragon 7+ Gen 3は、Galaxy S24 Ultraといった最新フラッグシップスマホに搭載が予定される「Snapdragon 8 Gen 3」と同じ「1+5+2」構成となるとのこと。

省電力コアを減らすとともに大型コアを増やすことで、より性能重視の構成になるとみられます。

ここで確認しておきたいのが「Snapdragon 7+ Gen 3はSnapdragon 7+ Gen 2の正統な後継」ということ。

現行プロセッサのSnapdragon 7 Gen 3は、正確には「Snapdragon 7 Gen 1」の後継であるなど命名は不規則で、AnTuTuスコアも94万前後とSnapdragon 7+ Gen 2より低いスコアとなっています。

100万超えのスコアを記録したSnapdragon 7+ Gen 2の後継プロセッサとして、価格を抑えながらハイエンドに迫る高い性能を誇るスマホを実現しそうなSnapdragon 7+ Gen 3。

一方でSnapdragon 8 Gen 3の構成は性能が向上すると共に消費電力が増えエネルギー効率も減少するとも指摘されており、発熱が問題となるかも含めて続報が待たれるところです。

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