新型「iPhone SE(第4世代)」難航はAppleの『えげつない値切り』が原因か、コスト削減で有機ELパネルの要求価格とんでもない額に


情報が錯綜し、一体いつ出るのか分からなくなってしまった感のある新型iPhone SE。

どうやらAppleが推し進めるコスト削減が強く影響しているようです。詳細は以下から。

海外メディアの報道によると、Appleが2025年初頭に新型iPhone SEを発売すべくメーカー各社と協議を続けているそうです。

新型iPhone SEにはシリーズで初めて有機ELディスプレイが搭載される予定ですが、Appleの要求する納入価格の低さが取りざたされているとのこと。

具体的にはパネル1枚につきSamsungが30ドル、BOEが35ドル、Tianmaが40ドルを提示しているのに対して、Appleはたった20ドルで納入するよう求めています。

なお、価格競争力でBOEに後れを取っているはずのSamsungが最も低い価格を提示できているのは、新型iPhone SEがiPhone 13~iPhone 14の6.1インチパネルと同じ仕様で、在庫や製造設備を流用できるため。

ただしiPhone向け有機ELパネル事業で赤字に陥っているBOEが受注を獲得すべく価格競争を仕掛ける可能性もあるようです。

5GモデムやWi-Fiチップなどを独自開発することでiPhone SEの製造コスト引き下げを狙っていたApple。

いずれの計画も頓挫したことでディスプレイメーカーへの値下げ圧力を強めるようですが、はたして思惑通りに進むのか、なにより予定通りのスケジュールで発売できるのかどうかに注目が集まります。

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