「Snapdragonに性能で太刀打ちできない」として、初代から続いてきた自社製プロセッサの採用をGalaxy S23で初めて取りやめ、開発体制の立て直しを図ったSamsung。
その甲斐あってGalaxy S24の最新プロセッサ「Exynos 2400」が高い評価を得る中、非常に興味深い情報がもたらされました。詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、Galaxy S25に搭載される「Exynos 2500」は競合を圧倒するパフォーマンスを期待できるそうです。
なんとクアルコムの「Snapdragon 8 Gen 4」を処理能力とエネルギー効率の両方で上回るとのことで、Samsungが自社製プロセッサで世界最高性能を実現した初のAndroidスマホメーカーとなる可能性があります。
Exynos 2500が自社の3nmプロセスで製造されるのに対して、Snapdragon 8 Gen 4はTSMCの4nmプロセスを引き続き採用する(編集部注:記事執筆時点では、第2世代3nmプロセス説が優勢です)ため性能差が生まれるとする今回の報道。
半導体製造事業でTSMCに水をあけられているSamsungが最新の3nmプロセスで期待通りのパフォーマンスや歩留まりを得られるかどうかも影響するため、額面通りに受け取っていいのかどうかは悩ましいところです。
しかし「(発熱問題など)他社製プロセッサの品質に評価が大きく左右される」「そもそも最先端プロセスの製造ラインを確保できない」など、他のスマホメーカーやクアルコムなどが直面する問題を回避できるのは間違いなく大きなアドバンテージではないでしょうか。
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