シャープが「AQUOS R9」「AQUOS wish4」発表、コストを抑えつつ使い勝手は大きく上がったユーザー目線で開発された夏モデルに



シャープのスマホ夏モデル2機種が発表されました。詳細は以下から。

◆レビュー記事
低価格・高性能な「AQUOS R9」速攻レビュー、初のSnapdragon 7+ Gen 3や最大20GBメモリ、ベイパーチャンバー搭載などコスパ路線に大きく転換 | Buzzap!


「AQUOS wish4」速攻レビュー、6.6インチの大画面や位相差AF付き5010万画素カメラ、5000mAhバッテリーに大きく進化で格安ながらシニアでも使いやすく | Buzzap!


◆発表会の様子
今回は2モデルともデザイナー・三宅一成氏が設立した「miyake design」が監修しているそうです。


最初に紹介されたのはAQUOS R9。


効率化と大きな映像体験というものがメインに据えられています。




1~240Hzの可変表示に対応する色彩豊かな「Pro IGZO OLED」を採用する点は従来通り。


しかしながら、従来より明るく見やすい画面になっているとのことです。



今回はシリーズで初めて、ハイエンドプロセッサのSnapdragon 8シリーズではなくミドルハイ性能の「Snapdragon 7+ Gen 3」を搭載。


メモリも8GBから12GBに増量された上に、8GBの仮想メモリ機能まで備えています。


AQUOSでは初めて排熱を強化する「ベイパーチャンバー」も採用。ゲームをプレイしたり録画をする際に特に力を発揮します。


ステレオスピーカーはAQUOS史上最大サイズ。従来比音量約2.5倍、低音域約2倍を実現しています。



カメラは従来通りライカ社監修。


ライカ社のカメラレンズ「HEKTOR(ヘクトール)」が使われています。


背面、前面ともに5030万画素センサーに。光学式手振れ補正も新たに採用されています。


ソフトウェア面も強化。AIにより被写体が柱に隠れても自動でフォーカスを合わせたり……


簡単に影を消すといった芸当をこなせるようです。


耐久性も大きく強化。


生成AIを活用した「代わりに電話の対応をしてくれる機能」というのもあるそうです。



AQUOS R9はグリーンとホワイトの2色展開となっています。


続いてAQUOS wish4。AQUOS R9とデザインは似ています。


「初めてのスマホ」にピッタリのモデルを目指したとのこと。


かわいくて壊れにくいデザインは確かに子どもにもピッタリといえそうなAQUOS wish4。


『つよかわ』という言葉のイメージに合うように作られているようです。


なんとディスプレイは5.7インチから6.6インチへ一気に巨大化しました。


背面カメラも1300万画素から5010万画素に大きく進化。オートフォーカスも搭載され、一気に使いやすくなったようです。



暗所にも強いというのは、従来では考えられない進化といえます。


さらにバッテリーまで3730mAhから5000mAhに巨大化。充電する手間が大きく減りました。



コンクリートに落としても大丈夫で、ハンドソープでも洗える耐久性を備えているとのこと。


カラーはブルー、ホワイト、ブラックの3色展開。ブルーがメインカラーだそうです。



AQUOS R9はドコモとソフトバンク、AQUOS wish4はドコモとワイモバイルから今夏発売予定です。


なお、今回の新機種はグローバル展開を強く意識しているとのこと。



インドネシア、台湾、シンガポールでも展開されます。


ブランドイメージについては、モバイルエンタテイメントを開拓していた歴史を振り返り……



「くらしの隅々にまでワクワクを届けるスマートフォン」として再定義するそうです。



◆質疑応答



問:
R proシリーズはもう出さないのか。

シャープ:
今回の発表にないだけでシリーズが消滅したわけではない。

問:
R9のデザインは「miyake design」監修とのことだが、今後のシリーズも手がけることになるのか。

シャープ:
miyake designさんとは求めるものが合っていると感じている。いつまでというのはわからないが、一緒にやっていきたいと思っている。

問:
wish4のOSアップデートは。

シャープ:
2年間、最大2回の予定

問:
想定価格は。

シャープ:
SIMフリー版でR9は10万円前後、wish4は3万円台前半を予定。

問:
ターゲットなど、こういうところを意識したというのがあれば。

シャープ:
R9については、ハイエンドというのはお求めいただくには価格的に厳しいのではないかと考えた結果。
wish4に関しては、ツヨカワというコンセプトでユーザーの顔を考えながらかなり作り込んだ。

問:
R9のカメラについて、メインカメラに変わりはあるのか。

シャープ:
メインカメラは光学式手振れ補正に対応し、より気軽にライカの画質を楽しめるようになっている。
ソフトウェアについても同じ思想で開発し、柱の陰に隠れても追尾するAFや影を簡単に消せる機能などを搭載している。
また、ホワイトバランスや露出を調整することで「いい感じのノイズ」をキレイに残せるというのを目指した。

問:
R9はSoCが初めて8から7シリーズになったが、コスト面の問題があったのか。

シャープ:
コスト面の課題は否定できない。目指したい最高のモバイルエンターテインメントを考えた結果の選定。

問:
今回2機種とも似たようなデザインだが、統一した理由はあるのか。

シャープ:
スマホの顔になるのでできるだけ統一したい狙いはあった。
ただしカメラの搭載数やサイズの問題で、バランスをとるのが難しかった。
その都度その都度共通する部分を考えており、今回はうまくかみ合ったと思っている。

問:
今回R9のカメラに書かれているロゴが「Leitz」ではなく「LEICA」になっているが、契約上の何かがあったのか。

シャープ:
ライカ社と話をした上で決まったことだが、ブランディングの面では大きな出来事と思っている。

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