「気が付けば20万円超えすら当たり前となったスマホの本体価格が、まだまだ上がってしまう」
そんな悪夢が現実味を増してきました。なんともげんなりさせられてしまう詳細は以下から。
海外メディアの報道によると、クアルコムが開発している「Snapdragon 8 Gen 4」の製造コストが上がっているそうです。
これは最新スマホやプロセッサ事情について、確度の高いリーク情報を多く提供しているDigital Chat Station(DCS)氏が明かしたもの。
もともと従来と同じARM社製ではなく、独自開発したOryonコアを新たに採用することで、Snapdragon 8 Gen 4の製造コストが高騰すること自体は昨年末の時点でクアルコムの幹部が明かしていました。
そして今回DCS氏は「プロセッサの値段が目に見えて分かるほど上がる」「スマホメーカーは部品構成の再考を迫られるほか、搭載を諦めるメーカーすら出る」とコメントしており、軽視できない規模であると明言しています。
約200ドル(約3万1100円)とされるSnapdragon 8 Gen 3から、あからさまに値上がりする見込みのSnapdragon 8 Gen 4。
超高性能を実現する代わりに今まで以上に発熱しやすく、冷却機構の強化なども必要になることから、スマホ本体価格の高騰は避けようがありません。
Galaxy S25 Ultraが積層型バッテリー搭載や65W急速充電への対応を見送り、AIでのバッテリー管理に注力するなど、コスト削減のために最新技術を諦めるケースもすでに確認されていますが、各社はどのような答えを出すのでしょうか。
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