日本市場本格参入&Windows Phone開発を決めたAcer、スマホのラインナップをいきなり縮小へ



つい先日実売価格2万5000円のミドルレンジスマホ「Acer Liquid Z530」を大々的に発表し、日本市場本格参入をアピールしたAcerが、今後発売するスマホのラインナップを縮小する方針であることを明かしました。詳細は以下から。

Acerのスマホ事業の責任者、ST Liew氏が台湾の報道陣に述べたところによると、同社はスマホ事業の開発戦略を刷新し、出荷台数よりも利益を重視する方向へのシフトを決めたそうです。

具体的には2016年にスマホの出荷台数を1000万台に引き上げるために、Acerが開発を目指していたスマートフォン7~8機種を5機種程度にまで削減・集約するというもの。

Acerが日本市場での発売を検討しているゲーミングスマホ「Predetor 6」。エントリー~ミドルレンジだけでなく、正統派ハイエンド~変態的なハイエンドまで、幅広く手がけています。


さらにLiew氏は予定していたインド、ブラジル市場への参入を遅らせる方針も表明。

背景にはインドではXiaomi、Huawei、Lenovo、Meizu、Coolpadといった強力な中国メーカーが過当競争を繰り広げており、Acerが踏み入る余地があまり無いことや、経済の弱体化でブラジル市場の購買力が落ちていることが挙げられています。

どうやらインドやブラジル市場参入に向けたエントリーモデルを削減し、利益率の高いミドルレンジ~ハイエンドモデルに注力するとみられるAcerの方針転換。

ASUSのZenfoneシリーズのような、「割安なのになかなか高性能」という選択肢が増えるのであれば、Acerの姿勢はむしろ歓迎すべきことかもしれません。

Acer to consolidate its handset business

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