Lenovoとの携帯電話事業統合が破談となったNECが、今度はソニーと交渉する方針であることが報じられました。
ズームアップ/NEC、スマホ“迷走”-次の交渉候補はソニー:日刊工業新聞
日刊工業新聞社の報道によると、NECがスマートフォン事業の統合について、新たにソニーと交渉する方針であるそうです。
NECは携帯電話事業の統合交渉の相手について表立って言及してきませんでしたが、遠藤信博社長は「グローバルで稼げるビジネスモデルが描けないと組む意味がない」と名言。
パソコン事業の統合を行ったLenovoが本命とされていたものの、出資比率などの条件が折り合わずに破談したことを受け、次の交渉相手をグローバル展開できているソニーにするようです。
しかしながらソニーは2012年にエリクソンと携帯電話事業統合を解消し、「ソニー・エリクソン・モバイルコミュニケーションズ」を「ソニーモバイルコミュニケーションズ」へと変更したばかりであるため、統合交渉に乗るかどうかは未知数です。
「ドコモファミリー」終焉 NEC、スマホ撤退へ :日本経済新聞
なお、先日行われたスマートフォン撤退報道に対し、NECは「自社で発表したものではなく、決定した事実が無い」とコメントしていましたが、同日に遠藤社長がNTTドコモの加藤社長と会談。今後の携帯電話事業の扱いについて、水面下での動きがあるのは紛れもない事実と考えてよさそうです。
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