ついにRetina Displayを搭載した新型iPad miniですが、発売前から供給が厳しい状況にあることが明らかになりました。
iPad mini with Retina display may see shortages due to limited supplies of Sharp panels, say sources
この記事によると、11月に発売が予定されているiPad mini Retinaディスプレイモデルはシャープが担当している酸化物半導体TFT液晶の歩留まり(生産される製品から、不良品を引いたものの割合)が悪く、品不足に悩まされる可能性が高いそうです。
新型iPad miniのRetinaディスプレイの製造はシャープが40%、LGディスプレイが60%を請け負っていますが、従来のアモルファスシリコン(a-Si)TFTを採用したLGディスプレイは問題無く供給できている模様。
ちなみにシャープの酸化物半導体TFT液晶は一般的に「IGZO液晶」と呼ばれるもので、今後同社の歩留まりが改善した場合、市場を流通する新型iPad miniの4割がIGZO液晶搭載となります。
なお、新型iPad miniについてはAUOやInnoluxといった液晶メーカーもディスプレイ供給をAppleに持ちかけましたが、いずれも却下。iPad Airのディスプレイは60%がLGディスプレイ、40%がSamsungディスプレイの担当となっています。
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